鉱山跡から旧ソ連時代の紙幣約10億ルーブル(画像は『BBC News 2017年5月25日付「Russian explorers find 'swamp' of Soviet money」(YouTube/По дорогам и лесам「Мы нашли МИЛЛИАРД - Soviet billions in a rocket mine」)』のスクリーンショット)

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鉱山作業にあたる大変な数の労働者とその家族のために集合住宅、各種学校、病院などが建設され、一時はどこも大変栄えた鉱山の町。閉山となりいつの間にか廃墟と化した鉱山跡が日本でも各地に今なお残っている。しかし、そこには驚くようなお宝が…!? このほどロシアでそんな鉱山跡から驚くほどの大金が発見されたという。露『Komsomolskaya Pravda』などが伝えた。

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モスクワから東に約200kmというウラジーミル地方の、廃墟と化したある鉱山から発見されたソビエト・ルーブル紙幣。その合計額は大の男にとっても「あまりにも大量」という約10億ルーブル(日本円にして約19.8億円)。発行は1961〜1991年の間であるという。だがそれはあくまでも額面を為替相場で計算した話で、悲しいことに現在使用できる通貨ではない。古美術商に持ち込む、オークションにかけるくらいしかお金に換える方法はなさそうだ。

このたびの発見は、ロシアのYouTubeでは有名なサンクトペテルブルクを本拠地とする探検家グループによってなされた。とんでもない大金が眠っているとの噂を聞きつけたものの、そこには旧ソ連時代のミサイル格納施設が残っており、近隣に暮らす高齢者に話を聞いても「弾道ミサイル開発プログラムのせいで放射能が漏れている。危険で誰もそこには入れない」などという返事であった。そのためガイガーカウンターを準備して鉱山跡に入っていった彼らだが、結局は放射能汚染などないことが判明。大変な“お宝”を隠した人物が、人々の関心を遠ざけるために不安な情報流しておいた可能性もありそうだ。

グループのメンバーは次々とメディアのインタビューに応じたが、そこでは旧ソ連の崩壊にあたって政府が不要な現金を廃棄したことが明らかにされた。このたびのような仰天のお宝発見は3件目の例だといい、ほかの土地にも埋蔵されている可能性が考えられるそうだ。メンバーのひとり、オルガ・ボグダノワさんは「取り戻すことのできない年月にこの発見には喜びと悲しみの両方があります。その頃の人々の月給を考えると100ソビエト・ルーブルですら大変な額であったはずですから」と述べ、当時の政府が人々のより良い暮らしのためにお金を使ってくれなかったという事実への悔しさをにじませた。

ちなみに“ゴールドラッシュ”、“カリフォルニア・ドリーミング”という言葉を生んだ北カリフォルニアでも2014年、2.7kgもの重さを誇る“Butte Nugget”と呼ばれるかつて見たこともない大きな金塊が採れた。その販売価格は35万ドルと報じられ、再びの“カリフォルニア・ドリーミング”を目指す人々がラッシュすることを恐れたため、発見場所はついに明らかにはされなかった。こうなると冒険心にあふれた若者たちが「我もわれも」と乗り出すものだが、長年にわたり放置されていた廃墟に近づくことはやはり危険。時には自殺とみられる遺体に遭遇することだってあるほか、崩壊や転落に見舞われないとも限らない。

画像は『BBC News 2017年5月25日付「Russian explorers find 'swamp' of Soviet money」(YouTube/По дорогам и лесам「Мы нашли МИЛЛИАРД - Soviet billions in a rocket mine」)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)