ハリルホジッチ監督、イラク戦に向けたテストにしたいシリア戦について「ハードワークと厳しさを持って戦う」《キリンチャレンジカップ2017》

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▽6日、キリンチャレンジカップ2017のシリア代表戦を前に、会場である東京スタジアムにて日本代表の前日記者会見が行われた。

▽日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、翌日に控えたシリアとの一戦を前に、これまでの合宿や新戦力、ケガ人についても言及。また、テストマッチとなるシリア戦についても意気込みをコメントした。また、13日に中立地のイランで行われるロシア・ワールドカップ アジア最終予選第7戦のイラク代表戦に向けても語り、しっかりと勝利するための戦略を練っていることを明かしている。

◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)

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「みなさんこんにちは。明日はテストとなる試合がある。6日後の試合(イラク代表戦)に向けてのテストマッチだ。すでにお伝えしているように、イラクに少し似ているシリアを相手に選んだ。特にアグレッシブさとパワーだ。10日間ぐらい一緒に準備しているが、今回は色々なグループに分かれた。ほぼ各個人が違うプログラムをこなした状態だ。何人かは多くやり、何人かは少なくやったという状況だ。そして国内組は、日曜日の試合後かなり遅く合流した。残念ながら少し疲労回復ぐらいのトレーニングをしたぐらいだ」

「ただ、たくさんトレーニングを積んできた。ディスカッションも重ねている。個人も組織としても、ディスカッションを重ねている。色々問題も起きている。チームの中でだ。ただ、明日は良いテストをしようと選手には伝えている。しっかりハードワークと厳しさを持って戦っていこうと言っている。この試合に勝とうと。まずは失点をしないことが大事だと伝えた。そしてイランへの移動の準備をしようと。最終予選のイラクとの重要な試合に向けてしっかりやっていこうと伝えた」

──シリア戦で特に試したいことは何か

「イラク戦に向けて準備するためなので、異なるオーガナイズを準備しなければいけない。そして、選手がどの様な状態かを見極める必要がある。すでに伝えているが、かなり繊細な時期だ。能力、経験がないと、このグループでしっかり調節することは難しかったと思う。疲労もかなりあり、ケガもあった。それから試合の(出場)回数が少ない選手もいる。つまり、そういった色々な問題が良い試合をすることを妨げていたということがある」

「必ず把握しなくてはいけないのが、誰がいつどのような状態になるかだ。イラク戦は2カ月かけて準備している。全ての細かいことを把握している。特にイラクに対してだ。どのようなプレーをするか、どのようなプレーをしてくるのかだ。それから我々のチームを見ている。戦略も私の頭の中にある。最低2つのストラテジーを用意しなくてはいけない。明日は、どのようなチームを編成するかということへのトライが始まる。上手くいくかどうかは分からない」

「そしていつも感じるのは、時間が足りない。どう言った時間かというと、オートマティズム、息を合わせる時間が足りない。ボードに書いたり、ビデオで説明したりはできるが、グラウンドではよりよく学べる」

──怪我を抱えた選手、怪我から復帰した選手が数名いるが、明日どうやってテストをするか

「何人かケガ人がいる。特に今野(泰幸)だ。私が思い描いていたようには進んでいない。もう少し早くグラウンドに復帰すると思っていた。ただ、常に彼とコンタクトは取り続けていた。試合数は少ない状態で合流し、30分か40分プレーして合流した。彼が今どのような状態かをここで言うのは難しい」

「乾(貴士)は100%でトレーニングを全てすることは難しかった。イラクを相手にすると、ケガがいつ起こるか分からない。乾ともメディカルスタッフの前で話した。彼と一緒にイラクに行けるのかどうかも踏まえてだ。ここ最近、ようやくパフォーマンスが上がってきた。フィジカル的にはかなり準備できている。トレーニング中はしっかりとフィジカル的にやってくれたが、ケガがどうなるかだ。試合に入って5分でケガをするかもしれない。メディカルスタッフとも常にコンタクトを取っている。彼は常に一緒にチームに居たいと言うことを理解している」

「浅野(拓磨)も少しケガを抱えている。少し良くなっていると聞いている。色々な問題がありながら、チームは進んでいる。イラク戦は100%フィジカルが準備できた状態で、相手が何をしてきてもこちらが応えられる選手が必要だ。イラク戦がどのようなタイプの試合になるか100%把握している。まずは、この東京のグラウンドとは全く違う状況が予想される。そういったことも踏まえて、小さなディテールを突き詰めてやっている。最後に決断するのは私だ」

「選手はみんなしっかりやってくれて、良い雰囲気を作っている。何度も繰り返しているが、今ここが大事なんだぞと言っている。そして、最後勝利で終えることができれば良い。そしてこの試合に勝てば、8月、9月と少し落ち着いて準備ができるし、野心のウェイトが変わった状況で臨めると思う」

──センターバックに2人新しいメンバーが入っているが、シリア戦で試してイラク戦の準備をするということか

「まず私がなぜ彼らを選んだということだが、昌子(源)は常に呼んでいる。新しのは若い三浦(弦太)だ。ここ2カ月パフォーマンスが最も良い選手だと思う。他の選手と比べてもだ。毎回若い選手は呼んでいるが、これはみんなへのメッセージだ。我々は指導者仲間とはまた違うマネジメントかもしれないが、現時点で最もパフォーマンスが良い選手を集めるのが私のやり方だ。全選手に対しての良いメッセージになると思う」

「前回は今野を呼んだ。34歳だった。ただ、パフォーマンスが良いから呼んだわけだ。三浦は若い。ただ、明日すぐプレーするかどうかは分からない。彼は学ぶためにも呼んでいる。1年後、2年後どうなっているか。素晴らしい能力を持っているし、素晴らしいセンターバックになると思う。テクニックもある。この年齢で全員に喋ることができる。強いキャラクターが必要だ。日本代表がこういう風に発展して欲しいというメッセージでもある。我々が求めている厳しい要求に応えるのが三浦なのかなと思う。ただ、呼んだからといってすぐにプレーさせるというわけではない。準備して様子を見てということだ。実際にコンタクトして喋るということが大事だ。そしてトレーニングが大事だ。Jリーグを見ただけでは分からないことがたくさんある。色々なエクササイズを通して判断して、色々な選手を見ていると言うことだ」

「ただ、若い選手は経験がある選手を少しリスペクトしすぎかなと思う。こういったA代表に良い雰囲気をもたらせルかのテストもしている。これは、どこでプレーしているに関わらず、日本人選手に向けてのメッセージだ。加藤(恒平)を呼んでみなさんは驚いたと言っている。知らなかったと言う人もいた。ただ、私は1年間追跡して、4回コーチを派遣した。我々が興味深いクオリティがあると判断した。ただ、すぐプレーするかはわからない。今じゃないかもしれない。ワールドカップにはパフォーマンスを上げていかなければいけない。まだA代表の経験がない選手をいきなり出すことは難しいかもしれない」