イラク・モスル郊外の国内避難民キャンプで暮らす子どもたち(2017年5月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イラク軍がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点である同国第2の都市モスル(Mosul)西部の奪還作戦を続ける中、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は5日、同地で最大10万人の子どもが危機に直面していると明らかにした。

 イラク軍はおよそ8か月前、ISに支配されたモスルの奪還を目指して大規模攻勢に乗り出し、これまでに同市西部の一部地域を除く大部分を奪還した。

 しかし、ISがいまだ抵抗を続ける旧市街やその周辺には市民が多く暮らし、戦闘だけでなく、食糧、医薬品、清潔な水の不足によって重大な危険にさらされているという。

 ユニセフは声明で、「モスル西部の旧市街および一部地域において、推計10万人の少年少女が極めて危険な状況にある」と指摘。「その多くが激しい攻撃にさらされ、病院や医療施設が攻撃を受けているとの報告もある」と明言した。

 ユニセフはまた、モスル西部で子どもを含む民間人が殺害され、同地から逃れようとした際に犠牲になったケースもあると報告を受けたと明らかにした。

 モスル奪還作戦の開始以降、民間人の死傷者は数百人に及び、75万人以上が家を追われている。
【翻訳編集】AFPBB News