今年の4月に発売されてからというもの、カーダシアン家の内紛を巻き起こしているケイトリン・ジェンナー(元ブルース)の自叙伝「The Secrets Of My Life(原題)」。本の中身はというと、ブルースからケイトリンになった経緯などを記すものだと思われていたけれど、実際は家族、特に元妻クリスへの悪口が多いのだとか。「クリスは結婚前からトランスジェンダーだと知っていた」、「クリスに金銭の管理を細かくされ、お金を奪われた」などと告白しているそう。そのことに対してケンダルがついに口を開いた。

これまでのまとめ

まずはカーダシアン家の中で最も悪口を叩かれているとされるクリス。彼女は『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(以下KUWTK)』で度々、怒り心頭である様子を映されている。

例えば「トランスジェンダーだと知っていた」と言われたことについて。

「結婚前に、ケイトリンに前妻との離婚理由を聞いたことがあるわ。そしたら色々と作り上げた詳細なストーリーを聞かされたけれど、本に書いてあった『前妻が激怒して夫婦喧嘩が泥沼化したから、トランスジェンダーであることを明かした』とは聞いてなかったわ。もし教えてくれていたら、私は女性になる願望がある人と結婚するかどうか考えることができたでしょ」

また、ケイトリンのお金を奪ったと言われていることについても反論。

「ケイトリンは1972年から一銭もお金を出してないわ。庭師を雇うのにいくらかかるのかも彼女は知らなかった。本では『クリスに私は必要とされなかった。ただ金はクリスへすべて流れた』と書いてるけど、家のローン、保険代や教育費は? 私が自分のために使い、貯金をしてたって言うけど、当時そんなお金はなかったわ」。

さらに、「私のことを良く書いている唯一のことは『1度パーティですごく社交的だった』よ。どうして私が何もかも悪くて、最低な女ということになってるの」とも話している。

最初ママが冷静になっていないだけだと思っていたキム・カーダシアン。ところが、実際に本を読んでからはクリス派であることを明言。トーク番組では「自叙伝は嘘ばかり」だと発言しているし、『KUWTK』では「ケイトリンはここ数十年全く注目されてなかったわ。私たちが(エンタメ界で)ケイトリンの良さを引き出したのよ。番組名に『ジェンナー』はないでしょ」と話した。さらに「ケイトリンは3家族をスタートさせて、全員の人生をダメにした」とも。

ケイトリンの実娘ケンダルも実の父親の自叙伝に言及。

4日(現地時間)に放送された『KUWTK』で、驚きを隠せなかったケンダル。

「おかしなことだけど、多分ケイトリンには嘘をついている自覚がないんだと思うの。全て事実だと勘違いしてるのよ」
「それにカーダシアン家を悪く言ってるけれど、みんなケイトリンに育てられたのよ! 私たちを嫌っているようだけど、彼女に育てられたんだから。全く理解ができないわ。おかしいよ、おかしい!」と混乱している様子。

さらにクリスは「嘘が出版されたの。本は永遠に残るものなのよ。あなたの子供たちは、おじいちゃんやおばあちゃんのことを、本に記された嘘を通して知ることになるわ」と淡々と話した。

これにはケンダルも本当に呆れた様子だった。

当の著者ケイトリンは「広い心を持って読んでほしい。自叙伝なのだし、私の気持ちを正直に書く必要があるでしょ。でも、これはあくまでも私の考える人生なのよ」と話し、意見が割れる可能性があることを理解している様子。さて、どちらの言い分が正しいのか。真実は本人のみぞ知る…。