チーズ好きの発明家ウォレスの声優で
知られたピーター・サリスさん 写真:Shutterstock/アフロ

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 イギリスの人気クレイアニメ「ウォレスとグルミット」シリーズで主人公ウォレスの声を担当した英俳優ピーター・サリスさんが6月2日(現地時間)、ロンドンの介護施設で死去した。享年96歳だった。

 代理人が英ガーディアン紙に認めており、サリスさんは家族に看取られて安らかに息を引きとったという。

 サリスさんは60代になってから、英国アードマン・アニメーションズの「ウォレスとグルミット」シリーズで、チーズを愛してやまないエキセントリックな発明家ウォレスの声を担当。1989年に1作目が発表された同シリーズは国外での人気も高く、シリーズ第3作「ウォレスとグルミット、危機一髪!」(95)がアカデミー賞短編アニメーション賞、初の長編劇場版「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(05)が同長編アニメーション賞を受賞。2010年に放送されたテレビ番組「Wallace and Gromit's World of Invention(原題)」を最後に、ウォレス役は の声優はベン・ホワイトヘッドに引き継がれている。

 英空軍時代に演技にのめりこんだサリスさんは、第2次世界大戦終戦後、王立演劇学校に入学し、舞台役者としてキャリアをスタート。1950年代後半からテレビドラマに出演するようになり、73〜2010年にかけて放送された長寿シットコム「Last of the Summer Wine(原題)」では、唯一全295話に出演した。