もし転職するなら、どの企業に転職したい? 「転職人気企業ランキング2017」発表(モデル:大川竜弥/すしぱく)

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 転職サービスDODA(デューダ)は5日、「転職人気企業ランキング2017」を発表した。調査対象は22〜59歳のビジネスパーソン5,031人。転職市場は求人数が増加し、かつてない活況が続いている。今回の調査では「働き方改革」の推進を進める大手IT企業や身近な商品を扱う企業が人気となり、働き方への期待もランキングに影響した。

「トヨタ自動車」と「グーグル」が圧倒的な支持

 2017年の転職人気企業ランキングは、1位トヨタ自動車、2位グーグルとなり、3位のソニーに大きく差をつける結果となった。トヨタ自動車は、2016年10月にインターブランドが発表した「世界ブランドランキング」でアジアブランド初の5位にランクインしており、さらに2017年2月の「グローバル日本ブランドランキング」では9年連続1位になるなど、日本発のグローバル企業として圧倒的な認知度を誇っている。

 投票者からは「日本を代表する企業で働きたい」「世界のトヨタで働きたい」とのコメントが目立った。さらに「生産性の高い仕事を学んでみたい」「トヨタ式の働き方を体感したい」といった声も寄せられ、効率化を追求した生産方式や仕事の進め方改革といった独自の取り組みでも注目を集めたことが分かる。

 ランキング上位にはグーグル(2位)、楽天(6位)、Apple Japan(8位)など大手IT企業が並んだ。今、これらの企業が、推進を図っているのが「働き方改革」。「週休3日制」「スーパーフレックスタイム制」「プレミアムフライデー」など新しい人事制度の導入を発表している。このように多様化する「働き方」に対応する制度や仕組みの導入を進める企業が多いことも、IT・Webサービス系企業が人気を集めた一因といえるだろう。

活況な転職市場が追い風 「働き方」への関心が高まる

 

 今回のランキングは、昨年同様「働き方」への注目度が大きく反映された結果となった。政府が掲げる「働き方改革」の影響もあり、働く時間や環境、場所への関心の高まりがうかがえる。また、厚生労働省が2017年4月に発表した有効求人倍率は1.45倍となり、1990年11月以来、26年ぶりの高い水準を記録しました。転職市場は求人数が増加し、かつてない活況が続いているため、求人のバリエーションや転職先の選択肢が広がっている。ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた企業の取り組みや姿勢が評価されている昨今、働き方への取り組みが進んでいる企業への人気が高まっていると言えるだろう。

女性活躍推進が影響?「挑戦」「やりがい」を求める声も

 2016年4月に女性活躍推進法が施行されて1年。全体的に「女性が活躍できそうな環境」といった理由が含まれており、多くの女性が「働き方」「働く環境」に期待を示す傾向があることがうかがえる。

 女性に根強い人気を誇る資生堂は、育児休暇や時短勤務などをいち早く取り入れた企業で女性に優しい会社として知られている。女性は特に、ライフステージが変わるとともに、働き方もそれに伴って柔軟に変化させなくてはならない。子育てなどに対して会社の理解があることは、育児と仕事のバランスを保つことの実現につながるため、20代女性が転職を検討する際の大きな基準となると言えそうだ。

20代、「世界的な企業」「世界をリードしている企業」「働きやすそうな企業」が上位に

 2017年の20代のランキングをみると、1位トヨタ自動車、2位グーグル、3位ソニーとなった。1位と2位は、不動の人気を誇るトヨタ自動車とグーグル。両社とも、世界の最先端をいく企業であり、働き方改革にも力を入れている。トヨタ自動車は、昨年8月にほぼ全ての総合職に対し在宅勤務を導入し、大きな話題を呼んだ。また、トヨタ自動車は、組織体制を見直すなど、全社一丸となって独自の仕事の進め方改革を行っている。グーグルは、自社で開発した“究極の最速仕事術”と呼ばれる「スプリント」やマインドフルネスプログラムを取り入れるなど、グーグル流の効率的な仕事術を敷いた上で成果を挙げている。

(編集・岳進)