ハリルJ初参戦の宇賀神 浦和でも歴代の「外国人監督に好かれる」秘訣とは?

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日本代表の練習に初合流 「監督が何を求めているかを感じたい」

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表に初選出された浦和レッズのMF宇賀神友弥は、代表トレーニングに合流して汗を流した。

 宇賀神は、自身の選出理由について「外国人監督に好かれるのかな」と冗談交じりに語った。

 宇賀神は浦和ユースでプレーするもトップ昇格を果たせずに、流通経済大学に進学してプレーしていた。2009年にフォルカー・フィンケ監督が率いていた当時の浦和で特別指定選手として登録されると、翌年からの正式加入が決定し、これまでプレーしている。

 浦和では10年はフィンケ監督、11年はゼリコ・ペトロヴィッチ監督、12年以降はミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いている。宇賀神にとっての日本人監督は、11年の秋以降に堀孝史(現コーチ)監督が指揮していた時期のみで、プロキャリアのほとんどを外国人監督の下でプレーしてきた。

 それだけに「今まで外国人監督が非常に多いなかで試合に出ることができているので、結構好かれるのかな」と冗談を交えて話したが、宇賀神ならではの“生き残り術”とでも言うべきものをこう語った。

「一番は監督がやりたいサッカーと何を求めているかを感じながらやること。それを考えながら対人やゲーム形式ではやっていきたい。一番は日本人でも外国人でも、監督の言うことをどれだけ考えながら話を聞いて自分の中に落とし込めるのかが大事なので、ミーティングも今の自分にとって重要。それも練習だと思ってやりたい」

最高の選手が集まっているチームで…

 172センチと大柄な体格ではなく、技術的に宇賀神より優れた選手は浦和にも多く在籍してきた。それでも、外国人監督による戦術をいかに理解して周囲の選手を生かし、チームを機能させるかという点で浦和でもポジションをつかんできた。

「自分がサイドバックをやるのであれば、前に原口選手や乾選手、センターバックに槙野選手、昌子選手がいる。そういう選手の特徴をある程度把握しながら、その選手がどれだけ気持ちよくプレーできるかを常に考えているので、それを考えながらプレーしたい。浦和レッズも相当クオリティーが高い選手が揃っていると思うけど、日本代表という最高の選手が集まっているチームで、よりその素晴らしい部分をどう引き出せるのかを考えます」

 プレーの利他性が高い宇賀神が入ることで、チームの生産性が高まるという効果は大いに期待される。これまでの対人守備やオーバーラップといった個人的な能力に優れた選手とは違ったタイプのサイドバックだが、宇賀神は高い戦術理解度を発揮してハリルジャパンのサイドに新風を吹かせることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images