ワンダーウーマンを演じたガル・ガドット

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 DCコミックスきっての美女戦士を実写化した映画『ワンダーウーマン』(北米公開中で初週3日間の売り上げは女性監督作品の史上最高記録。8月25日〜日本公開)について、主演のガル・ガドットが5月23日(現地時間)、AOL開催のイベントで語った。

 本作は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場した美女戦士ワンダーウーマンを主人公にしたアクション。人間社会から孤立した島で女性のみの一族の王女として生まれたダイアナ(ガル)は、ある日漂着したパイロットのスティーブ(クリス・パイン)と出会う。彼から世界が第1次世界大戦中であることを聞かされた彼女は、戦争終結のために彼とロンドンに向かう決意をする。映画『モンスター』のパティ・ジェンキンスが監督を務めた。

 3年前に同役のオファーを受けたガルは、キャラクターになじみはあったがそれほど詳しくはなかったそうで「プロデューサーから2つの大きなダンボール箱が送られてきたの。そこには『ワンダーウーマン』のコミックや関連資料がいっぱい入っていたわ。だからそれら一つ一つに目を通して彼女について学んだのよ」とかなりの意気込みで取り組んだことを明かす。

 ところが実際に彼女がワンダーウーマンとして最初に登場したのは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』であり、最後の方に少し登場するだけだったことについてガルは「この時点ではまだ今作の脚本は渡されていなかったの。だから、ザック・スナイダー監督とよく話し合ってキャラクターを確立したわ。重要だったのは、彼女はとても力強いけれど、女性としての資質も多く持っているということだったわ」と話す。

 また、今作がアクション大作である一方でコメディー要素もあることについては「今作がチャーミングで、マジカルで、そして面白い大きな要因は、コメディー要素にあると思うの。彼女は素晴らしい世界で女性たちによって育てられ、その世界のことしか知らない。そこは理想的で、何もかもが調和し、平和なの。でも、社会の規則や性別の問題を抱える戦時中の全く異なった世界からやってきたスティーブと出会い、2つの異なった世界を融合しようとすると、ちょっとおかしなコミュニケーションの問題が生じるのよ」と語る。ダイアナのちょっと天然的な言動とそれに対するスティーブの反応、彼らの掛け合いは本作の魅力の重要な要素なのだ。

 大作で主演を務め、若い女性の模範的な存在となったガル。「今作は英雄になる夢を持つ女性を描いているの。陳腐に聞こえるかもしれないけれど、(映画を)観た人たちにも自分自身の中にヒーローを見いだしてほしいし、制限なく夢を追ってほしいわ」とメッセージを送った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)