カタールのドーハにある小売店のレジ前に並んだ人たち(2017年6月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サウジアラビアなどから突然国交を断絶されたカタールでは、住民の間に動揺が広がった。政府は国民や移民労働者に冷静な対応を呼び掛けたが、陸上で唯一国境を接する国でもあるサウジアラビアが食料の輸出を事実上禁じたことから、首都ドーハ(Doha)のスーパーなどでは食料不足を懸念した住民の長蛇の列ができた。

 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなど一部のアラブ諸国は5日、過激派を支援しているとしてカタールと断交。中東ではここ数年で最も大きな外交危機に発展している。

 カタールは食料の輸入依存度が極めて高く、輸入先の大半が湾岸(Gulf)諸国となっている。

 ドーハ市内のショッピングモール「シティーセンター・ドーハ(City Center Doha)」に入るスーパーのカルフール(Carrefour)では、断交が明らかになった数時間後、カートやかごを商品でいっぱいにした人たちが長い列をつくった。

 店内では乳製品や米、鶏肉など主要食品の棚が空になっていた。

 カートに幼児用紙おむつを山のように積み込んだスリランカ人のアジル(Azir)さんは、就寝中に母国の家族から電話があって起こされたといい、「大変なことになったと思ってスーパーに駆けつけたんだ」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News