二人の建築家の人生を、実際の建築や家具などを用いた映像美でつづる (C)2014 EG Film Productions / Saga Film

写真拡大

 近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、女性建築家との愛憎の物語を美しい映像で描いたドラマ「The Price of Desire(原題)」が、邦題「コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」として10月14日公開される。

 アイルランド出身の女性デザイナーで建築家、アイリーン・グレイが設計した南仏の海辺に立つ「海辺のヴィラ」は建築史上に残る傑作として知られるが、長く近代建築の巨匠ル・コルビュジエの作とされ、当のル・コルビュジエもそれを否定せず、アイリーンの存在は歴史の影に覆い隠されてきた。そこには、才能を発揮するアイリーンに対する、ル・コルビュジエの密やかな嫉妬と欲望が絡まりあう、知られざる愛憎のドラマがあった。映画では、モダニズム華やかなりし時代に生きた二人の建築家の人生を、実際の建築や家具などを用いた映像美でつづる。

 メアリー・マクガキアン監督のメガホンで、アイリーンをBBCの人気ドラマ「MISTRESS ミストレス」のオーラ・ブラディ、ル・コルビュジエを「インドシナ」のバンサン・ペレーズ、グレイのもう一人の恋人で、当時フランスで歌手として名をはせたマリサ・ダミアをアラニス・モリセットが演じる。

 「コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」10月14日Bunkamuraル・シネマほか、全国順次公開。