インサイドハーフでの起用が予想される香川がどれだけ要所でプレーに絡み、チャンスを広げられるか。写真:徳原隆元

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“仮想イラク”となるシリア戦に向けて、香川真司は「久しぶりの代表で、ズレは多少なりともあると思う。そういうのを確認しながらメンバーも代わったりするなかで、どれだけみんなで意識を共有できるか」と語る。
 
 システムは中盤3人がアンカー+インサイドハーフ2枚の4-3-3が想定されるなか、今年3月のアウェー・UAE戦ではインサイドハーフで今野泰幸とコンビを組んだ香川は、「UAE戦のプレーを見れば問題ないと思う」と手応えを口にする。
 
「あそこで攻守において出て行けるのは、このチームのストロングポイントになるゲームでもあった。その回数を僕たちがさらに増やしていければ、より脅威になると思う。ただ、ボランチがひとりしか残らないから、そこのバランスは、SBの選手も含めてリスクマネジメントを確認していきたい」
 
 攻撃面の鍵を握る背番号10が、どれだけ要所でプレーに絡み、チャンスを広げられるか。そのことは本人も自覚しているようだ。
 
「よりボールに触れる機会が増えると思うし、そこでリズムを作れるのは、自分にとって大きい。どんどんボールを受けて、前に出て行くのを繰り返していければ、必ず相手に隙が生まれてくる。それはシリアもイラクもそうだと思う。そこはすごくメリットだし、ドルトムントでもやっているポジションでもあるので楽しみ」
 
「ポゼッションはこのチームの課題」と言う香川が躍動できれば、難しいイラクとのアウェー戦の勝利の確率は高まるはず。まずはシリアとのテストマッチのプレーに注目だ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)