全仏オープンテニス、男子シングルス4回戦に臨む錦織圭(2017年6月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)の男子シングルスに臨む錦織圭(Kei Nishikori)は、準々決勝で大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)との対戦が決定した。しかし、錦織は昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)で、マレーから金星を挙げたことを思い出せないと語った。

 5日の試合はひどい出足を切りながら、フェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)を0-6、6-4、6-4、6-0で下した錦織は、全仏では2年ぶりの8強入りを果たした。

 これで錦織は、佐藤次郎(Jiro Satoh)氏を抜いて日本人男子選手として史上最多となる通算7度目の四大大会(グランドスラム)準々決勝進出という記録も樹立した。

 準決勝進出が懸かる次戦で相まみえるマレーとの通算成績は、錦織の2勝8敗となっている。

 とはいえ錦織は昨年の全米オープンで、セットカウント1-2とリードされながらもマレーから逆転勝利を挙げている。

 そのフルセットでの勝ち星を自信につなぐことができるかと問われた錦織は、「すみません、あんまり覚えてないんです」と応じた。

「彼との対戦になるといつも決闘になります。確実に厳しい試合になると思います」

「何度も対戦しています。素晴らしい選手で、賢い選手です。今週の彼は良いプレーをしているので、一筋縄にはいかないです」

 ベルダスコは1回戦で第9シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を退けており、第1セットを先取したときには再びトップ10選手から金星を挙げるかに思われた。

「動転してました。0-6で落として、何かを変えないとと思いました。第1セットは手も足も出なかったですけど、深く、より積極的にプレーすることを心がけました。そうやって少しずつ良くなっていきましたね」

「それでも本当に厳しい戦いでした。第2、第3セットには長いラリーもあって、どうやってセットを取ったか分かりません。第4セットは完璧なテニスだったと思います。厳しかったですけど、勝ててうれしいです」

 3回戦のチョン・ヘヨン(Hyeon Chung、韓国)との試合が雨天順延となったことで、3日連続の試合になった錦織は「少し痛みもあります。3日連続ですから。試合も長くて、簡単じゃないです。それでも、明日(6日)は休めるので、大丈夫だと思います」と付け加えた。

 一方のマレーは、「無論、ケイには全米オープンで負けた。彼はクレーを得意としている。両サイドとも安定しているし、機敏だ」と、錦織の存在は今大会のここまででは最大の試練になるだろうとの考えを明らかにしている。
【翻訳編集】AFPBB News