たしかに小学生の頃、頭のいい友だちの家に遊びに行くと、絵本や図鑑、伝記シリーズ、両親のものらしき本がズラッと並んでいたような記憶が残っています。

本は僕たちのイマジネーションを膨らませ、素敵な世界へと連れていってくれる最高のツールですが、ここでは勉強法のカリスマ、山田浩司さんの著書『10万人が難関資格試験を突破した 受かる勉強33のルール』より、よく言われる「家に本がある家庭の子どもは賢い」というテーマについて見ていきたいと思います。

42ヶ国で
学力に「差」

「オックスフォード・ジャーナル」に掲載された論文「Scholarly Culture and Academic Performance in 42 Nations」によれば、全世界42ヶ国のすべてで、家庭内にある本の数が多ければ多いほど、子どもの学業成績は明確に向上することがわかったと言います。

国の貧富に関係はないものの、貧しい家庭ほど、1冊に対する効果が大きい、というのも興味深いところ。

大卒の親より
家にたくさんの「本」

しかし、関連性があると言っても、

・本があるから子どもの成績が上がったのか
・学力のある子だから家庭に本が増えたのか

その違いまではわかりません。

さらに、読書が趣味の子ども6,000とその知能の相関関係を調べた「Reading for pleasure puts children ahead in the classroom(快楽としての読者は子どもたちを教室で際立たせる)」という研究では、明らかに読書好きの子どものほうが学校の成績が優位で、とくに国語と算数においてその差が顕著に。

読書量が多く、定期的に図書館へ行き、新聞も読む子どもたちの学力向上は、大卒の親がいることによる学力向上より、4倍も大きかったのです。

幼児期の読み聞かせより
中学時代の「読書週間」

ちなみに、よく幼児期の読み聞かせが子どもの知能を高めると言われていますが、じつは幼児期よりも、中学生時代の読書習慣のほうが影響は大きいそうです。

読書によって養われる読解力、思考力、表現力、語彙力、情報の吸収力、は国語だけでなく算数の成績も向上させるのです。

幼児期に本の読み聞かせをやってもらえなかった人でも、大丈夫。今からでも「読書週間」を身につけるようにしましょう。

『10万人が難関資格試験を突破した 受かる勉強33のルール』著:山田 浩司(幻冬舎)

大学受験生、難関資格の志望者、昇進試験を控えたサラリーマン。すべての人を一発合格に導く、効率的な学習ルールを徹底解説。集中力を高める、勉強を継続する、覚えたことを定着させる、知識を本番で引き出すといった観点でまとめられたルールは、すぐに実行できるものばかり。勉強の“常識"が180度変わる一冊。