現代まで伝わる日本の近代浮世絵の名作116点が1日、山東博物館にその姿を現した。

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現代まで伝わる日本の近代浮世絵の名作116点が1日、山東博物館にその姿を現した。浮世絵の近代化、復興を目指して作られた「新版画」の名作が中国にやって来るのは、これが初となる。中国新聞網が伝えた。

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同作品展では「郷愁」をテーマとして、新版画を通して中国人の人々に日本近代の風土や人情を伝える。作品116点には、橋口五葉、伊東深水、川瀬巴水、吉田博などの新版画の名画家の作品が含まれる。

山口県の村岡嗣政知事は、「日本の木版画は6世紀中期に中国から伝わり、徐々に日本で流行していった。しかし、明治以降、浮世絵は機械文明の発達によって衰退の一途を辿っていった。そこで、多くの画家たちが浮世絵の版画技術を継承しようと志を立て、伝統工芸の基礎に近代で流行していた要素を加え、新たな時代の版画芸術を生み出した。今回山東省で展示する作品は、現代まで伝わる日本の新版画芸術の名作」と話した。

今年は山東省と山口県が友好協定締結してから35周年にあたる。村岡知事は、「山東省と山口県はこれまでずっと展覧会で絆を結び、文化芸術分野での交流や協力を行ってきた。今回の作品展を通して、文化芸術分野における相互理解が深まり、その友誼がこれからの世代にも伝えられていくことを願っている」とその思いを語った。

山東省人民代表大会の温孚江・副主任は、「山東省は文化の省で、儒教文化発祥の地でもある。山東省と日本は古くから文化の面で交流が密接で、山口県は山東省と友好関係を結んだ最初の外国の友好都市。35年間にわたって、経済貿易、文化、観光、教育などの分野で深い交流を行っている。特に山東博物館と山口県美術館などの機関は1986年から文化財や芸術品をテーマとした展覧会を開催し続けており、その相互理解や友誼を促進させ続けている」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YK)