ドゥテルテ大統領が海上自衛隊護衛艦「いずも」に乗艦したことを伝えるフィリピンのメディア「INQUIRER.net」スクリーンショット

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 6月4日、フィリピンのスービック港に寄港中の海上自衛隊護衛艦「いずも」に、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、外国の元首として初めて、乗艦した。

 ドゥテルテ大統領は河井克行内閣総理大臣補佐官による出迎えを受け、栄誉礼の後、ドゥテルテ大統領は山村海上幕僚副長らの案内で、護衛艦「いずも」艦内の医療設備や司令部区画等を一時間半以上にわたり視察した。

 防衛省によると、ドゥテルテ大統領と河井総理補佐官は、日フィリピンの二国間関係や国際情勢について、意見交換したという。

 また、河井総理補佐官から、安倍総理が今回のドゥテルテ大統領の乗艦を歓迎すると述べた後、「日フィリピンは共に海洋国家で、すべての国益が海からもたらされるという認識の下、海洋安全保障分野での協力を強化したい」「日本との防衛協力関係を一層強化していきたい」と話した。

 ドゥテルテ大統領は6月はじめに訪日する予定だったが、ミンダナオ地域における不安定情勢が継続するため、キャンセルとなった。外務省によると、5月中旬から同地でテロ勢力一掃を掲げる政府の治安部隊と、抵抗する反政府武装勢力との衝突が発生し、数百人の犠牲者が出ている。大統領府はミンダナオ地域に戒厳令を発出している。

(編集・甲斐 天海)