日本のバスケが東京五輪に出場できない?
 バスケットボールのプロ組織『Bリーグ』が盛況だ。初代優勝チームを決めるプレーオフはもちろん、B1(1部)生き残りを賭けた入れ替え戦も、チケットはほぼ完売だという。
 「一番の功労者は何と言っても、日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザー(EA)の川淵三郎氏(80)。就任当初は“バスケの素人”とバカにされていましたが、敵対していたスタッフもシンパになったことで状況が変わったのです」(体協詰め記者)

 日本バスケ界と言えば、「“一国1リーグ”の原則に反する」と、国際バスケットボール連盟(FIBA)から警告を受けた過去があり、JBLとbjリーグ分裂の溝は深かった。その“手打ち”をさせたのが川淵氏。しかし、積み残した難題もあった。
 「東京五輪への出場権です。そもそも五輪ホスト国は自動的に出場できたのですが、FIBAから警告を受けた際に命じられた“'14年10月までの統合”に関して、川淵氏はその期限を守れなかった。さらに、五輪開催国のアドバンテージについても、“W杯で実力を見ての判断”と、突き放されている状態なのです」(同)

 その東京五輪出場権もかかった'19年W杯のアジア地区予選は、11月に始まる。先頃発表された組み合わせで、日本は世界ランク10位の豪州、同27位のフィリピン、48位の台湾と戦い、3位以内に入らないと二次予選に進めない。日本のランクは台湾と並ぶ48位タイで、一次予選での苦戦は必至だ。
 「リオ五輪では、ブラジル女子のフィールドホッケーが出場できなかった。つまり“一定以上のレベルになければホスト国でも出場できない”という前例ができてしまったのです。そんな中、協会の要人が2月に極秘渡米し、アドバンテージが認められなかった場合の戦力補強のために日系人選手の発掘を試みている。ただ、W杯の成績いかんによっては、川淵氏が功労者でありながら追い詰められるかもしれません」(JOC関係者)

 W杯に注目だ。