マレーシア・クアラルンプール郊外のシャーアラムで、LGBTへの認識を高めるよう政府に訴える人々(2011年11月4日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】マレーシア政府は同性愛の「防止」を啓発する動画のコンテストを保健省のウェブサイト上で開始し、優勝者に賞金4000リンギット(約10万円)を支払うと発表した。

 コンテスト参加者は、同性愛者であることや「ジェンダーの混乱」をテーマに、これらを「防止、または抑制」する提案を動画で表現し、作品として提出することが求められる。動画は短い時間内に「問題点と結論」の他に「防止策や抑制策、支援を受ける方法」を取り上げる必要があるとしている。

 概要によると全体のテーマは「自分自身の尊重、健康的な生き方の実践」で、同保健省によると作品は「独自性、内容、構想、創造性、作品の質」に基づき、同省が任命した審査員により評価されるという。コンテストは8月末に締め切られ、優勝者や入賞者には1000〜4000リンギット(約2万5000〜10万円)の賞金が与えられる。

 これに対し人権活動家らは、比較的寛容な穏健派のイスラム教国として知られていたマレーシアのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の間に恐怖をあおるものだとして強く非難している。

 著名な活動家として知られるパン・キー・テイク(Pang Khee Teik)氏はAFPに対し、「『ジェンダーの混乱』なる分類でLGBTの人々をひとくくりにしていること自体、当局自身が全くもって混乱している証拠だ」と皮肉まじりに語った。
【翻訳編集】AFPBB News