台湾の豪雨、農業被害2億円超  野菜高騰

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(台北 5日 中央社)行政院(内閣)農業委員会は4日、台湾全域で1日から続いた大雨による農林水産業の被害額が、4日午後5時時点の概算で5752万台湾元(約2億1111万円)に上ると発表した。被害額が最も多いのは中部・雲林県で2421万元(約8885万円)。大雨の影響で、台北の卸売市場では野菜価格が高騰している。

雲林県を除く各県市の被害額は、新北市1333万元(約4893万円)、南投県958万元(約3516万円)、嘉義県423万元(約1553万円)、彰化県229万元(約841万円)など。産業別では農産物の損失が3912万元(約1億4364万円)と最多。1期作の水稲を中心にスイカや食用トウモロコシ、落花生などが大きな被害を受けた。

野菜の主要産地である彰化や南投、雲林などが大雨に襲われた影響で、農作物の収穫が打撃を受けたのに加え、山間部の道路が通行止めになるなどしたため、台北の卸売市場では4日、野菜の入荷量が約19%減少。平均価格は約34%上昇した。農業委員会農糧署によると、桃園や宜蘭、高雄、屏東および高冷地野菜の産地は大雨の影響が比較的小さく、収穫や出荷も再開されているため、6日以降には次第に入荷量が回復する見込みだという。

(陳政偉/編集:名切千絵)