画像提供:マイナビニュース

写真拡大

●女性向けコンパクトマンションとは?

6月3日、東京都・大田区で一般社団法人「女性のための快適住まいづくり研究会」が女性目線でプロデュースしたコンパクトマンションの建物内覧会が行われた。

このマンションは、女性のマンション購入のノウハウを教えるセミナーや女性向けマンションのコンサルティングなどを手掛ける「女性のための快適住まいづくり研究会」が女性ならではの視点でプロデュースしたもの。同研究会によると、昨今、マンションを購入をしたいと考えるシングル女性の数が増加しており、実際にマンションを購入するシングル女性の数は過去最大となっているという。

今回のマンションも、広めの収納スペースや使い勝手の良いキッチンに加え、シンクの高さや洗面台タイルの色使いなどが選べるセミオーダースタイルが女性からの支持を得て、シングル女性の購入が100%を占めるという。内覧会に参加した入居予定者に購入したマンションについての感想や購入に踏み切った理由などについて聞いてきたので紹介しよう。

○女性のマンション購入者"生の声"

ある会社員の入居予定者のマンション購入のきっかけはこうだ。これまで賃貸マンションに暮らしており、5年ほど前から分譲マンション購入を計画。インターネットで検索していた際に「女性のための快適住まいづくり研究会」の存在を知り、今年1月に初めてセミナーに参加したそうだ。研究会での活動を通してマンション購入のノウハウや女性向け住宅ローンについての理解を深め、沿線や1LDKの間取り、新築、駅チカを条件に部屋探しを始め、今回のマンション購入に至った。「探していた条件にピッタリだった。他物件と比較する上では、女性の目線を活かした設備(特に収納の広さ)が一番の決め手」だったという。

今回の内覧会で実際にマンション(外観・内装)を見た感想も「イメージ通りで満足している」とのこと。白を基調にした内装デザインと収納の広さ、使いやすいデザインのL字型キッチンがお気に入りだそうだ。実際に入居したら、広くなったキッチンで自炊をしたり友達を招いたりして家での時間を充実させていきたいとのこと。また、気持ちの面では「ローンを返さないと! 」という思いが仕事の活力に繋がったという。目指すのは「繰り上げ返済」。新たな気持ちで働くきっかけになったという。

続いて、30代後半の入居予定者は、こう話す。2年前から賃貸マンションで一人暮らし。一人暮らしを始める際に、親から「いっそのこと買ってしまえば? 」と言われていたこともあり、購入についてはずっと意識していたそうだ。

●女性マンション購入者の"生の声"

現在の住環境に不満もあり、賃貸契約更新のタイミングを前に本格的に物件探しを開始。「気楽な気持ち」でマンションを見学したところ、住みやすそうだと感じその場で購入を決めた。「現在の家賃に加え5万円の負担となるが、その分仕事を頑張ろうと思う」と語る。

内覧では、女性目線の「ちょっとしたこだわり」が嬉しい、と満足した様子で、「気分が上がった」と笑顔を見せる。お気に入りポイントは、広々としたキッチンと収納、自分で決めた洗面台のタイルの色とのこと。実際に入居したらキッチンで趣味のパン作りを楽しみたいそうだ。

○マンション購入は男性だけのものではない!!

今回話を聞いた入居予定者は、いずれも満足度が高く、納得のいくマンション購入ができたようだ。

「女性のための快適住まいづくり研究会」の代表で、ライフスタイルコーディネーター・宅地建物取引士・相続診断士の小島ひろ美氏は、「部屋をご覧になった皆さんが笑顔にあふれ、入居を心待ちにしているご様子で何よりうれしいです」と語る。

今回マンションでは、収納やタイルの色使いなど入居者の希望に合わせてカスタマイズできることに加え、セキュリティに力を入れているそうだ。防犯カメラはもちろんのこと、玄関はWオートロック仕様、外階段には格子を設置、1階の目隠しは植樹の間隔を狭めるなどの工夫をしているとのことだ。女性のマンション購入に関して、小島氏は次のように説明する。

「いまの社会は女性も働くことが当たり前の世の中になっています。ストレスフリーな住環境、自宅でゆっくり休める環境が整うことで、次の日の活力が生まれると思います。家が快適だと仕事も楽しくできる、というのが私の考え方です。昔は家を持つことが男性だけの夢でしたが、いまは女性でも同じことができます。マンション購入は男性だけの楽しみ、男性だけしかできないことではなくなっています。女性にもその楽しみや達成感を味わってもらいたいですね」