Screenshot: Apple


わくわくしますね!

6月5日〜9日(現地時間)に、Appleが世界中に最新のアップデートや新機種をお披露目する、開発者向けイベント「WWDC 2017」が開催されます。

WWDC 2016では、watchOS、tvOS、iOS、macOSの大幅アップデート、それに各種サービスの刷新が発表されました。今年も昨年と同様にiOSとmacOSのアップデートが予想されているほか、新しいハードが産声をあげる期待もかなり高まってきています。

これまで、ほぼ15年間はモスコーニ・センターを会場としてきたWWDCですが、今年は特別にAppleの新社屋の近く、カリフォルニア州サンノゼにあるマッケナリー・コンベンション・センターで開催されます。

そしてギズモード・ジャパンでは、今年もWWDC 2017の情報をリアルタイムで更新していく予定です。重大発表が次から次へと繰りだされるキーノートは日本時間の6月6日午前2時からですので、お見逃しなく! 今年も盛りだくさんな内容が予想されているので、さっそくおさらいしましょう。

WWDC 2017:ギズモード・ジャパンのリアルタイム更新はここ、今晩26時スタート!


新型「10.5インチ iPad Pro」登場なるか?


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Image: Gizmodo US/Alex Cranz


WWDCでは例年、iOSやmacOSなどのソフトウェアアップデートに焦点が当てられてきましたが、今年は新しいハードウェアの誕生にも期待が高まっています。なかでも昨年8月の時点でいち早く「iPad Pro」の新機種が発表される予測を立てたのは、信頼性の高いKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏。

現行モデルの「9.7インチiPad Pro」と「12.9インチiPad Pro」の中間を取った10.5インチ説が有力で、狭額ベゼルが採用されるだろうとも指摘されました。

本体は9.7インチより0.8インチ(2センチ程度)しか大きくならない計算ですが、ベゼルがよりスリム化されることにより、新型「10.5インチiPad Pro」の実際のスクリーンサイズは現行モデルの9.7インチモデルよりもはるかに大きい存在感が得られるのではないかとの憶測が飛び交っています。

価格設定についてはまだ情報がありませんが、現行の9.7インチモデルと近い600ドル(約6万6000円)ぐらいというのが主な憶測です。もし、クオ氏の予測どおりWWDCで発表、即時販売という流れになれば、かなりの購買意欲を掻き立てそうですね。


以下、個別に詳しく取り上げた予想記事です。

ギズモード的WWDC予想:新型iPad Proが発表される確率は65%! 発表の可能性が一番高いハードウェア


Siri搭載スマートスピーカーも?


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Image: Apple


ハードの誕生に熱い注目が注がれているのはiPad Proだけではありません。

ミンチー・クオ氏のさらなる予測では、「Amazon Echo」と「Google Home」の激しいバトルに対抗して、今年はSiriを搭載したAppleブランドのスマートスピーカーがお披露目される可能性が高いです。

MacRumorsの記事でクオ氏は「50%以上の確率で、Appleは独自の新しいスマートスピーカーを発表し、年内には販売を開始する」と語っています。またクオ氏は、高品質なサウンドを追求してAmazon Echoよりハイエンドな市場を狙うだろうとの見解も明らかにしています。お値段もそのぶん高めの設定になりそうです(Echoは179ドル:約2万円)。

もうひとり、信憑性の高いBloombergのレポーター、マーク・グルマン氏が今週公開した記事によると、AppleはすでにSiriスピーカーを製造しており、仮想サラウンドサウンド技術を導入して既存のApple製品ともシームレスに統合できる仕上がりになっているそうです。

WWDC 2014で初めて発表された「HomeKit」プラットフォームは、ホームオートメーション市場にやや乗り遅れていた印象でしたが、Siriスピーカーが新たな基軸の役割を担うと期待されています。今後もどんどんホームオートメーション化が進む中、Apple Musicのような既存サービスを含むApple製品と統合性を持ったSiriスピーカーには、顧客を定着させるねらいもあるようです。

またグルマン氏によれば、SiriスピーカーはAmazon EchoとGoogle Homeを凌ぐ高機能な音響システムを搭載し、「Sonos Trueplay」に匹敵する仮想サランウンドサウンド導入が検討されるとか。

またKGI証券のクオ氏のレポートはさらに詳細を明らかにしており、ハードはSonosのスピーカー「PLAY:5」に匹敵するスペックでサブウーファーが1つ、ツイーターが7つ、処理速度はiPhone 6/6sと同等だと発表しています。比べてAmazon Echoはウーファー1つにツイーターも1つのみですし、PLAY:5でさえウーファー3つにツイーター3つしか搭載していません。

まとめてみると、WWDCに発表されそうなSiriスピーカーは、Google HomeやAmazon Echoよりもパワフルな仕様で、価格も少し高くなりそうです。


個別に詳しく取り上げた予想記事はこちらから。

ギズモード的WWDC予想:Siriスピーカーが発表される確率は50%! フォルムは判明していないが、ディスプレイはナシ


MacBook新機種デビュー?


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Image: Gizmodo US/Alex Cranz


続いて、MacBookシリーズの新展開。

MacBook Proでは、最新の第7世代 Intel Coreプロセッサーにグレードアップされ、スペックが格段に強化されるとの見解が出てきています。またBloombergは、Microsoftの斬新な「Surface Laptop」に真っ向から勝負を挑むかたちでMacBookの新しいライナップが発表されるとの予測を発表しています。

噂のなかでも特に期待感が高まるのは、Bloombergの憶測でAppleが13インチモデルの「MacBook Air」のスペックを強化してカムバックさせるというもの。MacBook、MacBook Proのどちらにも大幅なデザイン刷新はないだろうとの見解が多い中、アナリストによってはMacBook Airに新しいデザインが適用されると読んでいる人もいるようです。

今年4月にはライター、ブロガーのジョン・グルーバー氏が、Appleは「MacPro」をイチから考え直した結果、モジュラーデザインを採用するとの見解を示したばかり。この新しいデザインはハイエンドCPUやGPUを搭載するためのもので、新しいパーツを追加してアップグレードすることが容易になるそうです。新しいデスクトップに合わせてプロ仕様のディスプレイにも取り組んでいるらしいAppleですが、残念ながら年内の出荷はなさそうだとグルーバー氏は書いています。ということは、今年のWWDCデビューはなさそうですね。


個別に詳しく取り上げた予想はこちらから。

ギズモード的WWDC予想:iMacの登場確率は50%、MacBook Proは30%! ただしキーノートでは発表されない


iOS 11はどうなる?


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Image: Sean Gallup/Getty Images News/ゲッティ イメージズ


いっぽう、iPhone 8にはあまり期待しないほうがよさそう。年中にはなんらかの発表があるでしょうが、WWDCではなにも新しい発表がない可能性が濃厚(関連記事:「iPhone 8」発売日は9月25日? 謎のうわさ現わる)。むしろAppleが今取り組んでいるのは、新しいモバイルオペレーティングシステムのiOS 11でしょう。

多くはまだわかりませんが、おそらく人工知能に重点を置いたアップデートがたくさん盛り込まれる模様です。イスラエル発、The Verifier提供のいささかあやしげな噂によれば、今回のWWDCではSiriに文脈学習機能が加わり、iMessage、iCloudなどのAppleの他サービスとの連携が強化されるとか。

さらに9to5Macでは、 iPhone同士で通話やビデオチャットが楽しめるFaceTimeアプリにグループ機能が追加されて、複数の人とビデオチャットできるようになる可能性が指摘されています。また、iMessageに複数回線をつないで通話できる機能が追加され、最大5人がひとつの通話に参加できるようになるかもしれません。

iOS 11最大のアップデートはiPhone向けではなく、むしろiPadに特化したものが多くなりそうです。マルチユーザーログイン機能が追加されるというのは9to5Macの予想。MacRumorsはApple Pencilの機能をさらにアップデートすると予想しています。


「iOS 11」はどうなる? ファンによるコンセプト動画


その他のOSアップデート macOS、watchOS、tvOS


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Image: Gizmodo US


昨年、Appleはそれまで「Mac OS X」と呼んでいた自社のデスクトップOSから「X」をとり除いて、よりシンプルな「macOS」に名称を改めました。また、改名に際してSiri for MacやApple Payなどの特徴的なアプリをMac iOSから立て続けに統合し、さらなる充実を図りました。

今年はmacOS(v10.13)の2度目のバージョンアップが期待されていますが、具体的な内容についてはほとんど情報がありません。それでも、The TelegraphはApple Watch用の「watchOS」、Apple TV用の「tvOS」など、他のオペレーティングシステムについてもアップデートが期待できそうだと予想しています。ということは、Appleが開発しているすべてのオペレーティングシステムにおいてなんらかの重大なアップデートが期待できそうですね。

WWDCの主旨に沿って考えてみると、これは非常に理に叶った展開です。そもそも世界中の開発者にApple製品のアプリをより多く開発してもらえるようにアピールする場がWWDCなわけですから、その開発の土台となるオペレーティングシステムに磨きをかけることがメインとなるのは必然ですね。

WWDC 2017開幕まであとわずか。当日はギズと一緒に楽しみましょう!

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Image: Apple, Gizmodo US, Sean Gallup/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: Mac Rumors(1, 2), Bloomberg, The Verifier, 9to5Mac(1, 2), The Telegraph
reference: Sonos

Michael Nunez - Gizmodo US[原文]
(山田ちとら)