Q:両親が50代にがんで亡くなっています。2人とも、発見されたときは末期でした。自分も50代でがんになるのではないかと不安です。超早期に発見する検査法がありましたら教えてください。
(38歳・カフェ店長)

 A:ご質問の方のご両親がどの臓器の何のがんで亡くなったか分かりませんが、がん患者の5年生存率は早期発見ほど高いことが分かっています。
 がんの検査法は進歩しており、超早期発見法ともいうべき検査も登場しています。
 その一つに、プロテオ検査があります。これは1滴の血液で調べられる「超早期がんリスクスクリーニング検査」で、画像診断に写らないレベルのがんを検出できます。画期的な新技術として、多くのメディアで紹介されました。

●尿でも早期発見
 この検査の対象となるのは、肺がん、乳がん、胃がん、膵がん、肝がん、大腸がん、舌がん、甲状腺がん、腎臓がん、前立腺がん、子宮がん、卵巣がんなどの固形がんです。
 体内にがんが発生した場合に血液中に微量に溶け出すがん関連物質を、新型バイオチップであるプロテオを用いて測定・数値化し、がんのリスクをC(リスク高)、B(要観察)、A(リスク低)の三段階に分けて判定します。
 費用は、健康保険適用ではなく、5〜6万円程度です。実施している医療機関は全国にあり、私のクリニックでも行っています。
 また、尿で早期発見できる方法として、「尿中ジアセチルスペルミン」検査が実用化されています。ジアセチルスペルミンは尿中の腫瘍マーカーで、がんがあると、この物質の尿中排泄量が増加します。
 大腸がんや乳がんに有効と報告されていますが、がん以外にも炎症性疾患、心筋梗塞、肝硬変などでも大量に発生することがあります。
 この他、線虫が尿のにおいでがんを鑑別することが突き止められています。95.8%という高い精度でがんの有無を識別できるとのこと。
 現時点で手軽に行えるのはプロテオ検査ですので、ご質問の方は、まずはプロテオ検査を受けたらよいでしょう。
 がんをいたずらに怖がることはありません。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や点滴療法、遺伝子治療などの高度先進医療を実践。