スペインの作家フアン・ゴイティソーロ氏。ドイツのベルリンで開かれた記者会見で(2010年9月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】戦後スペインを代表する作家で「サラエヴォ・ノート(Cuaderno de Sarajevo)」などで知られるフアン・ゴイティソーロ(Juan Goytisolo)氏が4日、モロッコのマラケシュ(Marrakesh)で死去した。86歳。同氏の代理人が明らかにした。

 2014年にスペイン語圏のノーベル賞(Nobel Prize)と言われるセルバンテス賞(Cervantes Prize)を受賞。最近は腰を骨折して車いすの使用を余儀なくされるなど、健康問題を抱えていた。

 著作権の代理人を務める出版社カルメン・バルセイス(Carmen Balcells)によると、「愛する人たちに見守られながら」息を引き取った。

 ゴイティソーロ氏は1931年にバルセロナ(Barcelona)の中産階級の家庭に生まれた。スペインが内戦中だった7歳の時に、フランシスコ・フランコ(Francisco Franco)総統を支持する陣営が行った空爆で母親を亡くしている。

 フランコ独裁政権やその検閲を「絶対に承服できない」としてフランスに亡命。国外からフランコ体制への批判を続けた。
【翻訳編集】AFPBB News