山は紫外線が多いってホント? 山ガールのための紫外線対策

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太陽の光を浴び続ける山の上。うっかり日焼けに注意

肌へのダメージだけでなく、体力も奪う紫外線。山を存分に楽しむためには一年を通して紫外線の対策が欠かせません。山と気象のプロである栗澤徹さんによると「地上まで降り注ぐ紫外線は、肌を黒くしてしみやシワの原因となるUVA、肌に大きなダメージを与えるUVBの2種類。標高の高い山では紫外線を浴びる量も多くなるため、きちんとした対策が必要です。」とのこと。紫外線の知識を学んで、自分に合った対策を見つけよう!

Q.山は紫外線の量が多いって本当?

標高の高い所ほど紫外線の量は多く、1000mで10%超、3000mなら40%近くも増加します。紫外線は上空から地上に到達する間に、空気分子やチリ等の微粒子にぶつかって散乱され、その強度は弱くなります。標高の高い所には散乱されていない紫外線がたくさん残っているため、受ける紫外線は強くなるというわけです。

さらに、雪による反射にも気をつけなければなりません。春先の汚れた雪でも反射率は50%以上あります。また、肌に大きな影響を及ぼすUVAの量が最も多い時期は8月。夏山では特に注意が必要です。

Q.紫外線を浴びるとなぜダメなの?

日焼けはメラニンの保護能力を超える紫外線を浴びた時に起こるものです。一時的には日焼けですみますが、浴び続けるとしみやシワ、ソバカスの原因となり、光による皮膚の老化をもたらします。また、紫外線は白内障を引き起こす原因とも言われているため、長期的に浴びることは避けましょう。対策の一つである日焼け止めは効果が高い反面、肌への負担が大きいものも。目的に合った強さのものを使うようにしましょう。その他、帽子やUVカットのサングラス、肌の露出を少なくすることも大切です。

ウエアを選ぶ時には色にも注意。白いウエアは紫外線を通しやすい。また、サングラスのレンズの色が濃すぎると瞳孔が開き、側面から入った光で逆に目を痛めてしまうので注意が必要です。

対策アイテムとしては帽子、サングラス、日焼け止めはもちろん、アームウォーマーやグローブにネックゲイターなど。UVジャケットを活用するのもおすすめです。

 

ライター:幸 雅子
出典:「ランドネ」No.87
監修:栗澤徹(西穂高山荘常務兼支配人/気象予報士)