ドイツで開かれている世界卓球の混合ダブルスで、吉村真晴・石川佳純ペアが日本に48年ぶりの同種目金メダルをもたらした。一方、中国はこの種目で男女1人ずつをそれぞれ他国の選手と組んで出場された。どうして「中国人ペア」を出さなかったのだろうか。中国メディア・今日頭条が4日、その理由について解説する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 ドイツで開かれている世界卓球の混合ダブルスで、吉村真晴・石川佳純ペアが日本に48年ぶりの同種目金メダルをもたらした。一方、中国はこの種目で男女1人ずつをそれぞれ他国の選手と組んで出場された。どうして「中国人ペア」を出さなかったのだろうか。中国メディア・今日頭条が4日、その理由について解説する記事を掲載した。

 記事は「吉村・石川ペアの勝利は間違いなく自身の努力の結果である。しかし、われわれは、日本人が優勝した背景には中国があえてこの種目を捨てたことが確かにあるという点を考えなければならない」とした。

 そして、「これは決して妄言ではない。世界卓球の混合ダブルスでは1991年から2011年まで20年間、中国が金メダルを独占し続けてきた。実際、他の種目よりも優勝しやすいのだ。なぜなら、他の国は男女同時に優秀な選手を出すのが難しいが、中国には男女の世界チャンピオンがたくさんおり、彼らが出ればちょっとした調整だけで簡単に優勝できるからだ」と説明している。

 そのうえで、13年大会以降中国が混合ダブルスから手を引いている理由として「五輪で採用されていないから」、「男女の主力の体力を保つため、中国代表は3種目以上の試合に出場させない方針がとられているから」、「近年の中国によるメダル獲得数があまりに多すぎるため、このままで国内外の人が卓球への興味を失ってしまうから」といった理由を挙げている。

 記事は「中国が他国に優勝を譲るということは、男女それぞれのシングルスやダブルスでは絶対にありえない。日本が金メダルを取ったという事実は変わりようがないが、中国が譲ったというのも争い難い事実なのである」とした。

 いくつか挙げられた理由の中ではやはり、「五輪で採用されていないから」というのが最も大きいかもしれない。20年の東京五輪では混合ダブルスが採用される可能性がある。そうなれば、今後中国も主力級もしくはそれに準ずるペアをこの種目に送り出してくるようになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)