Apple最初の製品、Apple-1(Apple I)がオークションに出品されます。正常に動作するだけでなく、処理性能アップのためにカスタマイズが施されている点で非常に貴重と見られており、落札価格は1億円を軽く超えるとも予想されています。

RAMの増量などが施されたApple-1

現地時間6月15日からのオークションに出品されるApple-1は、現在も動作するだけでなく、最初の持ち主によってカスタマイズが施されていることから非常に貴重とされています。
 

 
カスタマイズの内容は、オリジナルの3倍にあたる12KBのRAMコンピュータの起動後すぐにプログラムの実行が可能になるチップ「EPROM」の追加です。
 

 
オークションを主宰するChristie’sは、予想落札価格を30万ドルから50万ドル(約3,300万円から5,500万円)と設定しています。しかし、米メディアAppleInsiderは、実際の落札価格は、2014年に開催されたオークションでの落札額90万5,000ドル(約1億円)を軽く上回るだろう、と予想しています。

200台が製造され、正常動作品は世界にわずか8台

Appleの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏が開発したApple-1は、ケースもモニターもキーボードも電源装置も付属しないものでしたが、当時は組み立てられたマザーボードというだけで珍しいものでした。
 
わずか200台だけが製造され、1976年に666.66ドルで販売されたApple-1のうち、販売されたのが175台、現存するのは50台程度で、さらに今も動作するのは世界に8台と言われています。
 
5月にドイツでオークションにかけられた、正常動作品のApple-1の落札額は約11万ポンド(約1,600万円)と、最大30万ポンド(約4,300万円)との予想を大きく下回りました。
 
この落札額についてオークションの主催者は「スティーブ・ジョブズ氏の死後5年経ち、興奮状態が落ち着き、正常なレベルに戻っただけ」と語っていました。
 
 
Source:AppleInsider, Christie’s
(hato)