上機嫌に1軒目のクラブを後にする高安

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「大関の名に恥じぬよう正々堂々精進します」──5月31日に行なわれた伝達式の口上通り、大関の名に恥じぬ堂々とした豪遊ぶりだった。

 伝達式当日の朝、会場にいた兄弟子の横綱・稀勢の里は記者たちに高安とのツーショットを促されるも「今日はオレは主役じゃないよ」と断わり、伝達式の後にようやく高安とがっちり握手。「こんなに嬉しいことはない」と目を細めた。

 だが、その30数時間前。2人は一足先に喜びを分かち合っていた。

 大関昇進が内定した5月場所千秋楽翌日(29日)の午後10時ごろ、高安と稀勢の里は田子ノ浦部屋関係者らとともに銀座のクラブに現われた。左腕の負傷で途中休場に追い込まれた稀勢の里だが、最愛の弟弟子を祝うべく、この晩は“強行出場”したようだ。

 座るだけで5万円は下らない高級クラブでの様子は窺いしれないが、日付が変わる間際に店を出た2人は2軒目のバーに移動した。

 先に出てきたのは稀勢の里。途中休場の身だからか外では笑顔を見せることはない。スーツ姿の男性に声を掛けられると、握手で応えたもののむすっとしたまま。一方、数分遅れて出てきた高安は、対照的だった。

◆街灯にテッポウ打ち

 道すがら、本誌女性記者が高安を直撃した。

──大関昇進おめでとうございます!

高安:うんうん(とうれしそうに頷く)。

──今日は祝杯ですか?

高安:うんうん(隣にいた関係者が高安に「行け行け、答えるな」と先を急がせる)。

──横綱と祝杯を挙げられていたんですね?

高安:うんうん(と、ニコニコしながら記者の背中をトントンと優しく叩く)。

──今日のお酒は特に美味しかったでしょうね。

高安:うんうん。

 高安は歩く足を緩め、一緒にいた同行者に向かって、「オンナとアレなわけでもないし、(取材に対応しても)いいか!」と笑いながら、雑居ビルの中に入っていった。

 その後、店には1軒目のクラブの女性たちが3人ほど合流。深夜2時ごろに稀勢の里が先に帰り、すぐ後に高安も外へ出てきた。

 ほろ酔いの高安はビルの出口で女性たちとしばし談笑。1人の女性の肩を抱いていた高安は、やにわ街灯に向かって突っ張りのテッポウを披露。と、囲んでいたホステスたちが、「すごぉ〜い、街灯が、街灯が揺れてるぅ!」と大はしゃぎ。

 高安は、「だははは!」と大笑いしてタクシーに乗り込み、去っていった。

「訪れたクラブは稀勢の里の行きつけ。場所後1週間は稽古が休みになるが、休場力士は基本的に出歩かない。それでも繰り出したのは、どうしても高安を祝いたかったからでしょう」(田子ノ浦部屋関係者)

 敬愛する兄弟子に認められ美女に囲まれた高安、この上なく幸せな一夜だった。

※週刊ポスト2017年6月16日号