男子ダブルスの大島祐哉、森薗政崇【写真:Getty Images】

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男子複決勝、同種目専念の世界1位ペア、1-4で敗戦…半世紀超えの快挙届かず

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は4日、男子ダブルス決勝が行われ、ダブルス世界ランキング1位の大島祐哉(木下グループ)、森薗政崇(明大)組が樊振東、許キン組(中国)に1-4で敗れ、準優勝。1961年北京大会の星野展弥、木村興治組以来、日本勢56年ぶりの金メダルはならず、銀メダルが確定した。同種目の銀は1969年ミュンヘン大会の長谷川信彦、田阪登紀夫組以来、48年ぶりだった。

 躍進を続けたイケメンコンビも、半世紀を超える快挙に、わずかに届かなかった。大島、森薗組が敗戦。王国・中国の最強ペアに屈し、56年ぶりの金メダルはならなかった。

 大接戦だった。第1ゲームは9-11。第2ゲームはデュースにもつれ込み、最後は14-16で連取を許した。第3ゲームも9-11。いずれも僅差だったが、勝負所で中国ペアの粘りに屈した。第4ゲームは11-6。一矢報いたが、第5ゲームもリードしながら最後は逆転で11-13と力尽き、最も輝く色のメダルをつかみ取ることはできなかった。2人は悔しげな表情を浮かべ、肩を落とした。

 この種目だけにかけていた。

 ダブルス世界ランク1位の2人は今大会、出場を男子ダブルスに専念。今大会は日本にメダルラッシュが続く中、デュッセルドルフに吹き荒れる旋風の後押しを受け、混合ダブルスの吉川、石川組に続く、2個目の金メダルを狙ったが、惜しくも叶わなかった。

 前回15年大会は8強敗退した。悔しさをバネにリベンジに挑み、躍進したが、近いようで遠かった世界の頂。しかし、48年ぶりの銀メダルは、さらなる成長への布石でもある。

 ともに20台前半。爽やかな風を残した若き2人には、もっと強くなれるだけの時間は十分にある。