1日、中国小売業の年間損害額は3兆円近くに上ることが分かった。主因は店内外からの窃盗だという。資料写真。

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2017年6月1日、中国の国営通信社・新華社によると、中国商業連合会が「第6回全国商業安全調査報告書」を発表した。

報告書によると、2016年に中国の小売業の年間損害額は1810億元(約2兆9600億円)に上り、損害率は0.71%で、5年連続で損害率が増加している。損害の主な原因は店の内外からの窃盗や万引きだという。

関係者による内部窃盗は1件当たり平均486元(約8000円)の損害。店の外部による窃盗は平均298元(約5000円)の損害が生じている。そのため、関係者による窃盗を予防することは損失抑止で最も重要な課題となっている。内部窃盗の対象で最も多いのは店の商品で、次に現金。不正や汚職が関わることから発覚しにくい。

中国商業連合会専門委員会の責任者は、コンプライアンス制度や職業モラル規則が構築できている企業ではこうした損害の抑止が顕著に認められるとし、小売企業の間で制度作りを重視する動きが出ていると話している。(翻訳・編集/岡田)