丹羽孝希【写真:Getty Images】

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男子単4回戦、フルセット激闘で自身初8強…男子複に続く2個目メダルあと1勝

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は4日、男子シングルス4回戦で世界ランキング11位の丹羽孝希(スヴェンソン)が同5位のオフチャロフ(ドイツ)を4-3で撃破した。地元の英雄を後押しする大アウェーの中で金星を挙げ、自身初の準々決勝進出。3日に8強入りを決めていた13歳・張本智和(エリートアカデミー)とともに日本勢38年ぶりとなるメダルに王手をかけた。準々決勝では、丹羽は世界2位の樊振東(中国)、張本は世界3位の許キン(中国)と激突する。

 丹羽が完全アウェーをだまらせた。驚異の粘りで地元の英雄・オフチャロフを圧倒。世界トップ8の座を射止め、歓喜に酔いしれた。

 相手にポイントが入るたびに大歓声が渦巻く場内。第1ゲームはデュースの末に10-12で落としたが、第2ゲームは11-9で奪取。第3ゲームは11-13で奪われるも、第4ゲームは3度目のデュースで12-10。一進一退の攻防を繰り広げたが、第5ゲームを11-5で圧倒。第6ゲームを9-11で落としたが、運命の第7ゲームを11-9で奪取。フルセットの死闘の末に8強入りを決め、渾身のガッツポーズを繰り出した。

 今大会、シングルスでは13歳・張本の躍進が話題を呼んでいたが、今年4月からプロ選手に転向した22歳も負けていなかった。前日の男子ダブルスでは銅メダルを獲得。勢いそのままにシングルスでも快進撃を演じ、今大会2個目のメダルに王手をかけた。

 4月のアジア選手権では世界ランク3位の許キン(中国)を破るなど、充実著しい新鋭。準々決勝に勝てば、79年大会で金メダルを獲得した小野誠治以来、日本勢38年ぶりのメダルが確定する。
準々決勝では、丹羽は世界2位の樊振東(中国)、張本は世界3位の許キン(中国)と激突する。