Doctors Me(ドクターズミー)- 急な背中の激痛は“ぎっくり背中”かも 猫背は予備軍の可能性アリ

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ふとした瞬間に腰に激痛が起こるぎっくり腰を経験された方はいらっしゃるかもしれませんが、「ぎっくり背中」はご存知でしょうか。

いつも猫背でデスクワークなどをされている方は、もしかするとぎっくり背中になってしまうかもしれません。

今回は、ぎっくり背中について医師に詳しく解説していただきました。

ぎっくり背中とは


ぎっくり腰は急性腰痛発作とも呼ばれ、急に起こる強い腰痛です。

急に起こるため「魔女の一撃」とも呼ばれ、ぎっくり腰と似た状態が背中で起こることを俗に「ぎっくり背中」と呼びます。

ぎっくり背中の原因


きっかけとなる衝撃


・重いものを持った
・腰をひねった
・咳やくしゃみ
・寝違えた
・急に動いた

原因となる症状や疾患


・椎間板ヘルニア
・筋肉や筋肉を包む膜の炎症
・筋肉の分裂(肉離れ)
・筋肉のけいれんの衝撃
・骨の関節部分に起こる炎症
・骨折(特に骨粗鬆症があったり、がんの骨転移がある場合、軽い刺激でも骨が折れる)

ぎっくり背中の症状

急に背中に激痛が起こります。

背中の左右どちらかに起こる場合もあり、痛みで呼吸が苦しくなったりもします。

ぎっくり背中の検査


レントゲンやCT、MRI検査によって骨や椎間板、脊髄や脊髄から出る神経の状態を確認します。

足のしびれや排尿・排便に問題がないかを確認します。

ぎっくり背中の治療法


痛みが非常に強い間は安静にし、痛み止めの飲み薬や湿布を使い、コルセットで固定を行います。

2〜3日経って動けるようなら無理のない範囲で動いていきます。

骨盤を足のほうに引っ張る牽引治療を行ったり、痛みを取るために麻酔薬を患部近くに注射するブロック療法を行う場合もあります。

ぎっくり背中の対処法


ひとまずは安静にし、適度に冷やすのがよいでしょう。

ぎっくり背中の際の寝方


楽な姿勢を取ります。横向きで背中をやや丸めると楽になるかもしれません。

ぎっくり背中の予防に役立つストレッチ


■ 背中をゆっくり左右に回す

■ 肩をすくめたりそらしたりを繰り返す

■ 四つん這いになってへそを見るように背中を丸めたり、天井を見るように背中をそらすのを繰り返す

■ 仰向けに寝て、背中の下にゴルフボールやテニスボールを敷き、背中をマッサージする

ぎっくり背中予備軍セルフチェック


□姿勢が悪い、猫背ぎみ

□普段運動をしない

□無理な姿勢でのデスクワークや重いものを持つ作業で背中に負担がかかっている

□よく寝違える

□カバンを同じ肩にかけている、子供をいつも同じ腕で抱くなど、体の使い方に左右偏りがある

最後に医師から一言


急激に背中の痛みが生じる病気として、大動脈解離や動脈瘤破裂、心筋梗塞、腎結石などが考えられます。

体を動かした拍子に痛くなり、体を動かすと痛みがひどくなる場合は骨や筋肉の病気が考えられます。

しかし、それ以外の場合や冷汗・気の遠くなるような感じがある場合はぎっくり背中ではない可能性もありますので、速やかに救急病院や内科を受診してください。

(監修:Doctors Me 医師)