ベネズエラの首都カラカスで、空の鍋などをたたいてニコラス・マドゥロ大統領に反対するデモに参加する人たち(2017年6月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】南米ベネズエラの首都カラカス(Caracas)で3日、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の反対派が、同大統領の退陣を求める運動をより多くの貧困層に広げようと、飢えの象徴として手にした空の鍋をたたきながら行進するデモを行った。

 デモの参加者たちはカラカスの中間層が住む地区から貧困地区に向けて行進していたが、国家警備隊が催涙ガスや放水銃などでデモを解散させた。デモの参加者たちも「人殺し」などと叫びながら警備隊に向けて石や火炎瓶を投げて応酬し、デモは激しい衝突に発展した。

 デモの参加者らはベネズエラ経済が危機的状況にある責任は、共産党の一党独裁にあるキューバにこれまでになく近い政策を推し進めたマドゥロ大統領にあると非難している。

 約2か月間に及んでいる反政府デモでは、デモの参加者たちと警官隊との衝突などでこれまでに64人の死者が出ている。マドゥロ政権は大きく揺れており、国際社会は懸念を示している。
【翻訳編集】AFPBB News