加藤恒平(撮影:Noriko NAGANO)

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7日のシリア戦で、僕は加藤恒平がプレーするのではないかと思います。今回の招集メンバーの中で、Jリーガーは4日の試合から中2日となってコンディションが不安ですし、海外組で守備的なボランチをこなせるのは加藤だけだと思うからです。

加藤は最低限のインパクトを残さない限り、今後代表の座が与えられることはないでしょう。代表チームとはそういう場所です。毎回呼ばれる選手ではない限り、どんな短い出場時間でもアピールできないと監督のリストから消えるのです。

僕が代表に選ばれたのは20歳のときでした。そのとき、周りの先輩たちが僕に思い切りプレーさせてくれました。そんな環境だったから僕も躊躇せず、堂々と自分を出せたと思います。

加藤も遠慮していたらダメでしょう。また気持ちの部分で弱さを見せてしまうと、印象は悪くなります。ミスしても下を向かない。いつも以上のいい部分を見せようとするのではなくて、自分が持っているものを全て出せるようにするべきです。

加藤にとって、こんはチャンスはもう二度と来ないと思います。また、チャンスという意味では乾貴士もそうでしょう。リーガで活躍してもずっと招集されていませんでしたから、ここでバルセロナ戦並の活躍を見せないと、ライバルたちに埋もれてしまいます。逆に久保裕也は3月のUAE戦、タイ戦でチャンスをつかみました。加藤や乾にとっては、この試合が大きな分かれ目です。

加藤には、様々な場所で揉まれたメンタルの強さがあるのではないかと思います。実は鹿児島実業高校の後輩が、加藤との共通の友人で、その後輩から聞いたところでは「練習から名前負けしないでいきたい」と話していたとのことでした。加藤が活躍することで、多くの選手に希望を与えることでしょう。その意味でも、がんばってほしいと思います。厳しいチェックが持ち味ですから、試合が荒れても冷静に。

そう言えば、浦和vs済州も最後に試合が荒れました。その「乱闘」だけが取り上げられるのが残念でなりません。第1戦を0-2で落とした浦和が、ホームで大逆転を果たすために組んだプランやそれぞれのゴールの素晴らしさこそが、サッカーの面白さです。どうか「乱闘」にばかり目を向けず、あの戦略を思い出してください。この戦略は日本代表にもきっといいヒントになると思いますよ。