【柔道】実業団団体 女子1部はコマツ 男子3部はパーク24が優勝

写真拡大

 実業団チームが団体日本一を目指して戦う、第67回厚生労働大臣杯争奪全日本実業柔道団体対抗大会が、富山県射水市のアルビス小杉総合体育センターで開幕した。

【こちらも】【柔道】グランドスラムエカテリンブルク総括 世界選手権に向けて弾み

 第1日目となる3日は、女子1部と男子2部、3部が行われ、女子1部はコマツが3年ぶり11度目の、男子3部はパーク24が優勝を果たした。

■10カ月ぶりの復帰戦を優勝で飾る

 男子3部には、昨年のリオ五輪男子66キロ級で銅メダルを獲得した海老沼匡がパーク24の大将で出場。

 リオ五輪終了後は無期限休養に入っており、今後の去就が注目されていたが、4月1日付てパーク24柔道部の男子チームコーチに就任。コーチ兼任選手として現役を続行することが発表されていた。

 今大会には兄で男子監督の海老沼聖(次鋒)、元全日本女子監督で現在女子部監督の園田隆二(副将)、バルセロナ五輪男子78キロ級金メダルで現在総監督の吉田秀彦とともに出場。

 10カ月ぶりの公式戦でブランクが心配されたものの、復帰戦とは思えない技の切れ味を見せてチームの勝利に貢献した。

■左手首の故障から復帰を果たす

 男子3部の海老沼が注目された初日だったが、女子1部にも今大会が復帰戦となる選手がいる。今大会3年ぶり11度目の優勝を果たしたコマツの田代未来も、今大会でリオ五輪以降10カ月ぶりの復帰戦となった。

 田代はリオ五輪女子63キロ級の日本代表として出場したものの、準決勝でアグベニュー(フランス)に指導1の差で惜敗。3位決定戦でもジェルビ(イスラエル)に優勢負けを喫して5位に終わった。

 その後11月に故障していた左手首の手術を行い、グランドスラム東京や選抜体重別を欠場。この大会に照準を合わせて調整を行っていた。

 復帰戦となった今大会。初戦のJR東日本戦こそ絞め技で一本勝ちしたものの、残りの2試合(三井住友海上戦、自衛隊体育学校戦)は手術からの復帰戦ということもあり引き分けに終わった。

■東京五輪を目指して

 8月末〜9月上旬にかけてブダペスト(ハンガリー)で行われる世界選手権には、63キロ級の派遣が見送られた。これは、国際大会で結果を残した選手がいなかったためで、20年の東京五輪に向けて横一線のスタートとなった形だ。

 66キロ級は海老沼が休養している間に、阿部一二三(日本体育大学)らが台頭してきており、若手とともに代表権を争う形となる。

 東京五輪は海老沼が30歳、田代が26歳で迎える。

 激しい争いとなることが予想されるが、ベテランの味を出して代表の座を目指してほしい。