満場の客席にホッと安堵

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 麻雀女流プロ・二階堂亜樹氏が原案を務めた漫画「aki」を実写映画化した「女流闘牌伝 aki アキ」が6月3日、東京・シネマート新宿で封切られ、二階堂氏をはじめ主演の岡本夏美、共演の増田有華、中山絵梨奈、メガホンをとった中村祐太郎監督が舞台挨拶に出席した。

 女流プロ界のトップに君臨し続け、愛らしいルックスと“卓上の舞姫”の愛称で人気を博す二階堂氏の自伝的作品。雀荘で生まれ育った亜樹(岡本)が、少女雀士・ひまわり(増田)やミスター麻雀・小島武夫(岩松了)らと出会い、人生を変えていく姿を描いた。

 岡本は長編映画初主演。満場の観客が祝福の拍手を送ると、深々と頭を下げ、「公開日を待ちわびていました。こんなに多くの方に足を運んでくださって嬉しいです」と目を細める。原案・二階堂氏は「今日はリーグ戦で、朝からバタバタでしたが、衣装も着られて良かったです」と喜び、「映画になるとは思っていなくて、今でも信じられません。とても幸せです」と感慨深げに話した。

 ひまわり役の元AKB48・増田は、初共演・岡本との関係性を「3日間の撮影でしたが、長年の知り合いのようでした」と振り返る。抜群の相性だったそうだが、「最初、私のことを怖がっていました」とも明かし、岡本は「(威圧的な)ひまわり役を台本で知っていたので、関西弁で本読みをしていた時に『うわ、来たなあ』と思いました。でもすごく優しい……」と釈明した。すかさず増田が「優しい?」と強めに続きを促したため、岡本は「これです(笑)! 目力が強いんです」とタジタジだった。

 一方で増田は、「本読みが終わった後に、夏美ちゃんからたくさん話しかけてくれて、肝の座った女の子がいると思いました」とフォロー。撮影前、岡本と増田の相性はスタッフの間でも懸念事項だったようで、中村監督は「岡本さんと増田さんを同じ部屋に入れていいのか、と皆で言っていました」と暴露する。これには増田も、「食べ合ったりしないですよ! 昆虫じゃないんだから」と頬を膨らませていた。

 また「太陽を掴め」で注目された新鋭・中村監督は、「(中山演じる)瑠美お姉ちゃんがケーキを食べるシーンは、僕の監督人生で一番のショット。神様が降りていた」と自画自賛。しかし中山は「カットがかからなくて、ずっとケーキを食べさせられていた」と苦笑し、岡本は「監督のえなちゃん(中山)贔屓がすごいんですよ!」と冗談交じりにクレームを付けていた。