フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市庁舎近くで、イスラム過激派の潜伏場所への襲撃を準備するフィリピン警察の特殊部隊(2017年5月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の脅威に対抗するために、フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島沖の海域で今月から、同国とマレーシア、インドネシアの3か国が合同パトロールを開始する。マレーシアのヒシャムディン・フセイン(Hishammuddin Hussein)国防相が3日、明らかにした。

 フィリピン軍がミンダナオ島のマラウィ(Marawi)を2週間近く前に襲撃したISの関連組織を自称する武装勢力と戦闘を続ける中、シンガポールで開催されているアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ、Shangri-La Dialogue)に出席中のヒシャムディン国防相は、合同パトロールについてコメントし、3か国の国境が接する海域での合同パトロールを今月19日から開始すると述べた。その後、上空からのパトロールも開始するという。

 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は、武装勢力の襲撃を同国に拠点を築こうとしているISによる大規模な攻撃の開始だとし、戦闘が続く危機的状況を受け、ミンダナオ島に戒厳令を布告した。

 安全保障の専門家らは、ISは東南アジアに「カリフ制国家」を築く計画の一環として、ミンダナオ島に「州」を作ろうとしていると分析している。
【翻訳編集】AFPBB News