視力矯正のために、コンタクトレンズを使用している方は多くいます。多少手入れが面倒でも、メガネではなくコンタクトレンズを選ぶ理由、それは外見を変えないですむからではないでしょうか。コンタクトレンズを使用する上で気をつけたいことといえば、洗浄など衛生面での扱い。そしてもう一つ、コンタクトレンズの長期間使用が、眼瞼下垂を引き起こす恐れがあることも、注意しておいた方がよいでしょう。

眼瞼下垂はまぶたが下がる症状

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが下がり、黒目の一部を覆い隠してしまう症状です。通常、上まぶたは筋肉によって動き、目を閉じたり開いたりできようになっています。そして目を開いているときは瞳をじゃましないように、筋肉がしっかり上まぶたを持ち上げてくれています。しかし加齢などにより、筋肉が伸びきってしまうと、上まぶたを持ち上げきれず、瞳を覆ってしまうようになるのです。症状が進むと、まぶたが瞳の半分以上を覆うようになってしまいます。

コンタクトレンズ使用者に多い眼瞼下垂

眼瞼下垂は先天性または後天性によるものがあります。後天性のもので最も多い原因は、加齢によるものです。しかし最近多く指摘されていることに、コンタクトレンズの長期間使用による眼瞼下垂があります。上まぶたの筋肉は強い力を加えたり摩擦を繰り返すと、伸びてしまいやすくデリケート。コンタクトレンズは、つけ外しをするたびに、上まぶたを強く引っ張ってしまいがちです。またコンタクトレンズという異物を入れたまま、まばたきをすると、上まぶたが摩擦を受け、筋肉の伸縮性が徐々に失われていきます。これらが何年もの間繰り返されることにより、上まぶたの筋肉が伸びてしまい、眼瞼下垂が起こりやすくなるのです。

コンタクトレンズ着用時間を極力減らす

コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、すべての人がなるわけではありません。しかしコンタクトレンズを長く使用すればするほど、眼瞼下垂のリスクが高まるそうです。特にソフトレンズよりも厚みのある、ハードレンズの方が眼瞼下垂にかかりやすいと言われています。眼瞼下垂のリスクがあると言われても、今日からコンタクトレンズの使用をやめてメガネだけに、というわけにはなかなかいきませんよね。まぶたが下がるのを防ぐためには、コンタクトレンズを着用する時間を極力減らし、メガネで過ごすようにするとよいでしょう。

またコンタクトレンズを装着する・外すときは、上まぶたを引っ張らないようにしましょう。ハードレンズならば、専用のスポイトを利用するのがおすすめです。まぶたが下がると老けた印象を与えてしまいます。眼瞼下垂は一度なってしまうと、自然に治ることはほとんどなく、手術による治療となります。綺麗な目元を保つためにも、コンタクトレンズを使いすぎていないか、気をつけてみましょう。


writer:Akina