豪雨災害で寸断される高雄市の道路=公路総局提供

写真拡大

(台北 3日 中央社)中央災害対策センターが3日午前11時発表した統計によると、1日から台湾全域で降り続いている大雨により、2人が死亡した。行方不明は1人、けがは5人となっている。中央気象局は離島の連江県(馬祖島)を除く全ての県市に対し、引き続き大雨への警戒を呼び掛けている。

2日は台湾北部を中心に大雨となり、新北市の北部などで道路寸断や土砂崩れなどの被害が出た。同市八里区ではバイクに乗っていた女性が暗渠に落ち、水に流され死亡。同市石門区でも男性が水に流され、自宅の50メートル下で遺体で発見された。同市三芝区の2日午前0時から3日午後4時20分までの降水量は656.5ミリに達している。

3日午後4時20分現在、24時間降水量が500ミリ以上になる恐れがある「超大豪雨」地区とされているのは、雲林県、南投県、嘉義県、高雄市、屏東県。2日午前0時から3日午後4時20分までの降水量は多いところで、南天池(高雄市)952.0ミリ、新高口(南投県)816.5ミリ、神木村(南投県)816.0ミリなど。

中部・南投県の国道3号では2日夜、南部・屏東から北に向かっていた高速バスが前方の貨物車に衝突し、バスの運転手が死亡、バスの乗客28人と貨物車に乗っていた2人が重軽傷を負った。大雨による視界不良が原因だとみられている。

大雨による各地の被害を受け、蔡英文総統は3日午前、中部・南部4県市の首長に電話をし、現地の状況を確認したほか、国軍第3戦区災害対策センター(桃園市)を訪れ、各地の救援や軍の整備状況について報告を受けた。国軍は2万9000人の兵力を救援のため待機させているという。

(黄旭昇、汪淑芬、蕭博陽、劉麗栄/編集:名切千絵)