ロシア・サンクトペテルブルクで国際経済フォーラムに出席したウラジーミル・プーチン大統領(2017年6月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は2日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」からの米国の離脱を表明したドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を「裁く」ことはしないと述べる一方で、各国に対し、気候変動に関してトランプ氏と協力するよう促した。

 ロシアのサンクトペテルブルク(St. Petersburg)で開かれた国際経済フォーラムに出席したプーチン大統領は、「この件(米国の離脱)について騒ぎ立てるのではなく、協働するための状況をつくり出していくべきだ」と主張し、トランプ氏がパリ協定の再交渉を求める考えを明らかにしている点を指摘。「米国のような温室効果ガスの主要排出国が全面的に協力しないのであれば、この分野でのどのような合意もあり得ない」と述べた。

 一方、トランプ大統領のパリ協定離脱表明に対し世界中で非難の声が上がる中、欧州連合(EU)は2日、今後、気候変動抑制に関しては中国との連携を強化していくとの意向を示した。

 欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)はベルギー・ブリュッセル(Brussel)のEU本部で中国の李克強(Li Keqiang)首相と、温暖化と通商問題に関する首脳会談を行った後、「EUは今日、気候変動問題について中国との連携を強化しようとしている」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News