東北からの一番乗りは尚志。福島東との県予選決勝で6発大勝を飾り、8年連続の出場を決めた。写真:松尾祐希

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 6月3日、インターハイ(高校総体)の地区予選が全国各地で開催され、この日は7チームの本大会出場が決まった。
 
 岐阜決勝は2年連続で帝京大可児と岐阜工の顔合わせ。前半は帝京大可児がポゼッションで主導権を握りながらも、岐阜工が粘り強い守りとカウンターで応戦。後半もなかなか均衡が破れず、0-0のまま延長戦突入かと思われた後半34分、試合が動いた。自陣からのロングフィードに呼応したのは、途中出場の帝京大可児FW久保藤次郎(3年)。GKとの1対1を制し、ゴール左隅に流し込んだ。これが決勝点となり、帝京大可児が2年連続5回目の出場を果たしている。
 
 こちらも1年前と同じカードとなった福島決勝。8連覇を狙う尚志に古豪・福島東が挑んだ一戦は、予想外の大差がついた。尚志は開始2分に松本雄真(3年)がネットを揺らすと、4分には加野赳瑠(3年)が加点。その後も攻勢を緩めず、25分に石井龍平(3年)、30分には再び加野がゴールを奪い、前半だけで試合の趨勢を定めた。後半にも2点を奪った尚志が終わってみれば6-0の圧勝。アタッカー陣が爆発し、8年連続でのインターハイ出場を決めた。
 
 滋賀では近江が全国大会初出場を掴んだ。準々決勝で選手権出場の野洲を、準決勝で草津東をPK戦で破って勢いに乗り、決勝では綾羽と対峙。敵の猛攻に苦しみながらも0-0のまま得点を許さず、PK戦を5-4でモノにし、凱歌を上げた。
 
 宮崎決勝は日章学園がライバルの鵬翔を1-0で下し、島根決勝では立正大淞南が大社を相手に2-1の逆転勝利を収め、10連覇を達成。沖縄は那覇西が2年連続の本大会行き。宜野湾との決勝は2-2のまま延長戦に入っても決着が付かず、PK戦へ。那覇西が4-3で競り勝った。

 4チームによる決勝リーグが2日目を迎えた大阪では、選手権ベスト4の東海大仰星が大阪桐蔭、履正社を破り2連勝。昨年に続いて出場権を確保した。もう一枠は、日曜日の最終節で決まる。履正社と阪南大高の2校が争い、前者は大阪桐蔭と、後者は東海大仰星と戦う。
 
 その他の会場では、東福岡が福岡予選決勝に進出。九州国際大付を準決勝で下した筑陽学園と雌雄を決する。昨年度全国2冠の青森山田は順当に4強へ駒を進めた。
 
 女子は関東大会の幕が上がり、波乱が起きた。冬の女王・十文字(東京)が花咲徳栄(埼玉)の2-2からのPK戦で敗れたのだ。明日の準決勝は、星瑳国際湘南(神奈川)-日本航空(山梨)、花咲徳栄-前橋育英(群馬)の組み合わせ。出場権は3位にまで与えられる。
 今年のインターハイ本大会は宮城県内各地で開催され、7月28日に開幕、8月4日に決勝戦を迎える(女子は7月30日〜8月4日)。出場枠は男子が55チーム(女子が16チーム)で、6月3日時点で12チームの出場が決定。初出場は名経大高蔵と近江の2チームだ。今月下旬まで、全国各地で出場権を懸けた熱きバトルが繰り広げられる。

 出場決定校および各地区予選決勝の日程は、以下の通り。

平成29年度インターハイ 男子出場校一覧
北海道 準決勝・決勝/ともに6月16日(金)※2枠
青 森 決勝/6月5日(月)
岩 手 決勝/6月5日(月)
秋 田 決勝/6月5日(月)
宮 城 準決勝/6月4日(日) 仙台育英vs宮城県工、東北vs東北学院
    決勝/6月5日(月)※2枠
山 形 決勝/6月4日(日) 山形中央vs日大山形
福 島  尚志(8年連続10回目の出場) 
茨 城  決勝/6月28日(水)  
栃 木  決勝/6月25日(日)  
群 馬  決勝/6月18日(日)  
埼 玉 準決勝/6月24日(土)、決勝/6月25日(日)※2枠