韓国の仁川国際空港で報道陣の質問に答えるチョン・ユラ容疑者(2017年5月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領を退陣に追い込んだ国政介入疑惑の中心人物である崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告の娘で、デンマークから韓国に強制送還された後、当局に身柄を拘束されていたチョン・ユラ(Chung Yoo-Ra)氏が3日、釈放された。

 国政介入疑惑事件が雪だるま式に膨らむ中、欧州でのチョン氏のぜいたくな暮らしにも注目が集まっていた。

 チョン氏は5月31日、アムステルダム(Amsterdam)発・仁川(Incheon)行き大韓航空(Korean Air)機に搭乗した直後に検察当局に身柄を拘束された。仁川国際空港でチョン氏が飛行機から降りる際には、大勢のマスコミが詰め掛けた。

 検察当局は、チョン氏の乗馬訓練用の資金は財閥サムスン(Samsung)が提供したもので、チョン氏の母親で朴前大統領と親しく、国政に介入した疑いを持たれている崔被告に取り入るための賄賂だったと主張。しかし、ソウル中央地裁(Seoul Central District Court)は3日、チョン氏を「逮捕する理由と必要性を認めにくい」として検察当局による正式な逮捕状請求を却下し、チョン氏の釈放を命じた。

 また同地裁は、基本的な証拠はすでに検察当局によって確保されており、チョン氏はこの一件には積極的に関与していないと指摘した。

 同地裁の決定を受け、強制送還されて以降、勾留されていたチョン氏は「多くの方に多大な心配を掛けたことを心から申し訳なく思う。検察当局の取り調べには誠実に応じていくつもりだ」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News