「Red Bull Air Race(レッドブルエアレース)」が今年も千葉の空に帰ってきました。3年連続の開催となる千葉では、昨年見事に母国での初優勝を飾った日本人パイロット室屋義秀選手の2年連続優勝に期待がかかります。悪天候のためにフライトが中止になった前日とは打って変わって天候に恵まれた本日2017年6月3日(土)に予選が行われ、戦いの火ぶたが切って落とされます。今年もGIGAZINEはどこよりも早くエアレース千葉2017の様子を速攻で掲載予定。予選目前の各チームが準備するハンガーの様子はこんな感じ。この記事を見れば、参加する14選手の機体の直前の様子が丸わかりです。

Red Bull Air Race

http://www.redbullairrace.com/ja_JP

2017年6月3日(土)午前10時過ぎの浦安にあるハンガー(格納庫)。



◆8:Martin Sonka(マルティン・ソンカ)

ソンカ選手のブース。



マシンは「EDGE 540V3」



レッドブルカラーです。



ウィングエンドのウィングレット。



エアインテークには何か詰めています。



とても紳士的なソンカ選手。滑り出し上々の2017年。非常に速いマシンを得て、タイトル争いの有力候補となっています。



◆21:Matthias Dolderer(マティアス・ドルダラー)

2016年総合チャンピオンのドルダラー選手のブース。



マシンは「EDGE 540V3」



白・赤・黒のドイツカラー



連覇を狙います。



◆31:室屋義秀

我らが室屋選手のブース。



「義」の文字。



注目度は圧倒的。



金曜日のセッションが悪天候のため中止になったことについて「有利か不利か?」と聞かれると、「不利ではない、というぐらい。ただ、飛ぶ回数が減ることで、相対的に力のあるチームが上位に来るのでは?」と答えていました。



ブース内に機体はなし。



ハンガー奥で、室屋選手の「EDGE 540V3」はエンジンに熱を入れていました。





「何かトラブルですか?」と尋ねると、「トラブルではなく調整です」と室屋選手は答えてくれました。



多くの報道陣やゲストに答える室屋選手。



非常に和気あいあいとした雰囲気。すでにレースまでの細かなタイムスケジュールは組んでおり、あとは淡々とこなすだけとのこと。今はつかの間の休憩タイムというわけです。



前戦に続く2連勝&2年連続千葉大会優勝がかかる室屋選手に大いに期待です。



◆26:Juan Velarde(フアン・ベラルデ)

現時点で総合4位につける、ベラルデ選手のブース。



マシンは「EDGE 540V2」。白地に鮮やかな赤とオレンジの機体は、大空に非常に映えます。



ダンディなベラルデ選手は、非常にリラックスした様子でした。



◆37:Peter Podlunšek(ピーター・ポドランセック)

ポドランセック選手のブースは赤×黒。



「EDGE 540V2」も赤×黒。



ポドランセック選手の機体の大きな特長は、下向きのウィングレット。





奥にレッドブル缶を並べた千葉のコースレイアウトが確認できました。



チームクルーがなにやら垂れ幕を持ってきました。



それを眺めるポドランセック選手。



チョイ悪おやじ



「ポドランセック組」でした。



◆84:Pete McLeod(ピート・マクロード)

室屋選手と同じ「2009年組」のマクロード選手のブース。



「EDGE 540V3」はブラックベース。





尾翼にはカナダ国旗。



ウィングレットの先端には、破損防止のテニスボールが刺さっていました。



2014年には史上最年少優勝を飾ったマクロード選手はまだ33歳。



史上最年少の総合チャンピオンを狙います。



◆27:Nicolas Ivanoff(ニコラス・イワノフ)

イワノフ選手のブース。



ハミルトンカラーの機体は「EDGE 540V2」





選手の中でも比較的大きめのウィングレットを装着しています。



イワノフ選手はダンディでした。



◆99:Michael Goulian(マイケル・グーリアン)

グーリアン選手のブース。



「EDGE 540V2」



ウィングレットが波打つような独特の形状。



2009年以来、勝利から遠ざかっているグーリアン選手。復活勝利はいつなのでしょうか。



◆10:Kirby Chambliss(カービー・チャンブリス)

2度の総合チャンピオン経験者のチャンブリス選手のブース。



「EDGE 540V3」はレッドブルカラー。





参加パイロットで最年長の57歳は3度目の年間タイトルに挑みます。



◆18:Petr Kopfstein(ペトル・コプシュタイン)

コプシュタイン選手のブース。



「EDGE 540V3」は今年もアースカラー。



見ているだけで楽しいペイントになっています。







◆5:Christian Bolton(クリスチャン・ボルトン)

ボルトン選手のブース。



「EDGE 540V2」で参戦。



南米チリ出身のボルトン選手はラテン系アメリカ人初の優勝を狙います。



◆12:François Le Vot(フランソワ・ルボット)

ルボット選手のブース。



「EDGE 540V2」は心機一転、ライムグリーンカラーになりました。



機体に乗り込んで最終チェックをするルボット選手。



おだやかに笑みを浮かべていました。



◆95:Matt Hall(マット・ホール)

ホール選手のブースは「Red Bull Simply Cola」カラー。



「MXS-R」から「EDGE 540V3」に乗り換えたシーズンの2017年は、調整不足であることは否めません。



2017年シーズンは足場固めのシーズンになるかもしれません。



とはいえ2015年・2016年と2年連続で総合2位のホール選手なので、大きな巻き返しに期待がかかります。



◆11:Mikael Brageot(ミカエル・ブラジョー)

2015年のチャレンジャークラス王者で、満を持しての2017年にマスタークラス参戦のブラジョー選手のブース。



参加選手唯一の「MXS-R」。MXS-R+Breitling(ブライトリング)のタッグは、2014年王者のナイジェル・ラム選手の後継者という位置付けです。



さびた機体をイメージしたデザイン。





サメのヒレを思わせるウィングレットを装着しています。



参戦1年目ですが、29歳のルーキーらしい勢いのあるアタックに期待です。



レッドブル・エアレース千葉2017は、本日2017年6月3日(土)の午後から予選が行われ、明日2017年6月4日(日)に決勝レースが行われます。

◆15:28 追記

予選前に行われたフリープラクティス(練習飛行)での室屋選手のフライトはこんな感じ。

Yoshihide Muroya 's Free Practice flight - Red Bull Air Race Chiba 2017 - June 3, 2017 - YouTube

予選レースは2017年6月3日16時5分から始まります。

◆18:07 追記

トップはマクロード選手、2番手がドルダラー選手、3位がソンカ選手。



室屋選手は54秒933でトップとは0.324秒差の4番手につけています。



◆20:45 追記

レッドブル・エアレース千葉2017の予選の結果は以下の通り。





1 84 Pete MCLEOD 54.609

2 21 Matthias DOLDERER 54.656

3 8 Martin SONKA 54.928

4 31 Yoshihide MUROYA 54.933

5 95 Matt HALL 55.010

6 10 Kirby CHAMBLISS 55.226

7 99 Michael GOULIAN 55.539

8 37 Peter PODLUNSEK 55.605

9 26 Juan VELARDE 55.632

10 27 Nicolas IVANOFF 55.791

11 18 Petr KOPFSTEIN 55.954

12 11 Mikael BRAGEOT 56.169

13 5 Cristian BOLTON 56.365

14 12 Francois LE VOT 57.116


予選後に行われたマクロード選手、ドルダラー選手、室屋選手の記者会見(ノーカット)の様子は、以下のムービーで確認できます。

レッドブル・エアレース千葉2017予選後の記者会見(全編ノーカット) - YouTube