日本文化と中国文化は互いに似て非なるものだが、その違いのなかには「死生観」も含まれるという。日本と中国では死去した人物に対する扱いが根本的に違うことが多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本文化と中国文化は互いに似て非なるものだが、その違いのなかには「死生観」も含まれるという。日本と中国では死去した人物に対する扱いが根本的に違うことが多い。

 日本では生前に評判が悪かったとしても、死去した人物の悪口をいつまでも言うことはあまりないが、中国では死後も悪人として扱い続けることが多い。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人と中国人の死生観は大きく違うと論じる記事を掲載した。

 記事は、中国人は「歴史上、国に損害を与えた売国奴などは『死してなお余りある』と考え、追悼したり、偲んだりするなどもってのほかと考える傾向がある」と紹介。

 それに対し、日本人はどれだけ重い罪を犯した人でも、死後にまでその罪を着せ続けることはしない傾向にあるとし、こうした死生観の違いが日中関係にも大きな影響を与えていると主張。たとえば、靖国神社をめぐる問題も日本人と中国人の死生観が違うために生じている可能性があると伝論じた。

 靖国問題をめぐる日中の対立は考え方の違いに基づくものという意見は確かに一理あると言えよう。日本では国のために命を捧げた御霊を祀っている神社という認識が一般的だが、中国ではA級戦犯が合祀されている神社という認識が一般的であり、こうした認識の差が対立を生んでいると言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)