全仏オープンテニス、男子シングルス3回戦。ノバク・ジョコビッチの試合を見守るコーチのアンドレ・アガシ氏(右、2017年6月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】四大大会(グランドスラム)で通算8勝を誇るアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏が2日、男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を無償で指導していることに満足していると明かし、来月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)でも引き続き同選手と師弟関係を結ぶことに前向きな姿勢を示した。

 全仏オープンテニス(French Open 2017)開幕前にジョコビッチとタッグを組んだ1999年大会覇者のアガシ氏は、大会連覇を目指す同選手を指導するための報酬をもらうつもりはなく、ただ全盛期の調子を取り戻すための手助けをしたいと話している。

「自分にとってこれは自分の時間とちょっとした経費を使うためのものだ。お金はほしくないし、彼を助けたいだけなんだ。それに、テニスのためでもある。彼が絶好調のほうがテニスも盛り上がるし、自分もこういう形で貢献できる」

 アガシ氏は当初、元世界ランク1位のジョコビッチのコーチを務めるのは「数試合」のみとしていたものの、スポーツ専門放送局ユーロスポーツ(Eurosport)に対して、ウィンブルドンでも同選手と一緒に仕事をする用意があるとしている。

 1992年にウィンブルドンを制しているアガシ氏は、「必要とされるのであれば、自分は行くつもりだ。とても責任のある仕事であり、どのような実技や目標が求められようとも、100パーセント全力を尽くす」と語った。

 グランドスラム通算12勝のジョコビッチは、素晴らしい成績を記録した元コーチのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏との3年間にわたる師弟関係を昨年12月に解消し、先月には長年タッグを組んできたマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏とも決別。そして先月のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)決勝でアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に敗戦後、アガシ氏をコーチに指名した。

 2日に行われた3回戦ではフルセットの末にディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に5-7、6-3、3-6、6-1、6-1で勝利したジョコビッチは、アガシ氏がコーチ代を受け取らなかったことを認めている。

「彼の話は全部本当のことで、すべては彼が決断したことだ。今後の計画については、まだ何も決まっていない。彼が具体的にいつまでいるとか、そういう話はできない。彼は最も重要な大会で僕と一緒にいようと最大限の努力をしてくれている。ご家族の時間やあらゆる予定の許す限りでね。彼と意見が一致しているのは、自分には基本的に毎日一緒に仕事できる相手が必要だということだが、彼こそがその相手だ」

 ローラン・ギャロスでは別の仕事があり、この日の試合では第2セットの途中までしかいなかったアガシ氏は、「特別な期待は持っていない。ただ可能な限り彼の隣にいることを楽しんでいくつもりだ。自分としては、これからもずっと何かを達成できる関係を続けていけることを願っている」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News