今年も個性豊かな作品が勢ぞろい!第70回カンヌ国際映画祭の注目作品3選

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世界の三大映画祭の一つとして数えられるカンヌ国際映画祭。今年で70回目の開催を誇るこの映画祭が現地時間5月28日に閉幕した。世界各国から多くの個性豊かな作品が出品されるが、今回特に世界から注目された3作品ご紹介。

カンヌ映画祭史上2人目!女性監督による詩的作品『The Beguiled』(原題)
今回女性監督としては56年ぶり史上2人目で監督賞を受賞したソフィア・コッポラの最新作『The Beguiled』(2017年6月23日全米公開、日本今冬公開予定)。本作は1966年にトーマス・P・カリナンが発表した同名小説「The Beguiled」を基にしており、過去にクリント・イーストウッド主演で『白い肌の異常な夜』(97)として映画化された。今回はソフィアの特徴でもある映像美だけでなく、ユーモアあふれるシーンなども含まれ、非常に監督自身にとっても挑戦的な作品になっている。また、主要キャラクターである校長を演じたニコール・キッドマンは第70回記念名誉賞を受賞し、監督賞&記念名誉賞のW受賞となった。

ギリシャの鬼才監督、脚本賞を受賞!『The Killing of a Sacred Deer』(原題)
今、ギリシャで最も才能がある映画監督とされ、独特な世界観とキャラクターの描写に虜になる作品を多く作り上げているヨルゴス・ランティモス。今回の『The Killing of a Sacred Deer』(2017年11月3日全米公開、日本公開未定)ではカンヌ映画祭でも脚本賞を受賞。主演には、『ロブスター』(16)でタッグを組んだコリン・ファレル。コリン演じる外科医の家庭に転がりこんだ謎の少年が家庭を破壊していくというサイコスリラー作品になっている。更に外科医の妻はニコール・キッドマンが演じており、豪華俳優陣とギリシャの鬼才監督の実力派映画となっている。

アベンジャーズ俳優二人が出演!ある視点部門監督賞『Wind River』(原題)
人気映画シリーズアベンジャーズで人気を博したジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンが共演する注目作品『Wind River』(2017年8月4日全米公開、日本公開未定)。アカデミー賞常連の人気脚本家のテイラー・シェリダン監督第2作目であり、今回初めてカンヌ国際映画祭での監督賞を受賞となった。本作はネイティブインディアンの保留地となっている荒野で死体を発見してしまった野生動物保護管理団体のジェレミー演じるコニーとエリザベス演じる新米FBIが大自然の恐怖と暴力と戦いながら事件を解決するというミステリードラマになっている。

どれも個性豊かで、芸術センスを感じる作品ばかり。日本のスクリーンで見る日がとても待ち遠しい3本である。

■『The Beguiled』(原題)
今冬公開予定
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