オランダ・ロッテルダムの裁判所でメディアの取材に応じる体外受精(IVF)で生まれた人たち(2017年6月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オランダの裁判所は2日、自分の精子を使って約20人の子どもの生物学的父親になっていた疑いのある不妊クリニック元院長に対するDNA鑑定を認めた。

 親と子ども計22人のグループが、ヤン・カールバート(Jan Karbaat)氏が2009年までロッテルダム(Rotterdam)の近くで経営していた不妊クリニックで、選ばれたドナーではなく自分の精子を使っていた可能性があるとして訴えていた。

 訴えを起こした家族らの弁護士は先月法廷で、今年4月に89歳で死去したカールバート氏は体外受精(IVF)で60人の子どもをもうけたと言ったこともあると報じられていると証言した。

 DNA鑑定の結果は、訴えを起こしている子どもたちのDNAとの照合を別の判事が認めるまで封印される。その理由について裁判所は「カールバート氏が自分の精子を使ったことを裏付ける十分な証拠がない」ためだとしている。

 大半が1980年代以降生まれの原告22人は、カールバート氏が生物学的な父親であるか確かめるためにDNA鑑定を求めてきた。同氏は存命中、DNA鑑定を拒んでいた。

 カールバート氏の家族の弁護士は、家族のプライバシーは守られるべきだとして、そのような検査に激しく抵抗していた。
【翻訳編集】AFPBB News