イラク・モスルでISを標的とした空爆で民間人が犠牲になったとされる現場(2017年3月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する米国主導の有志連合軍による攻撃で、2014年半ば以降の民間人犠牲者が484人に上っていることが分かった。米軍が2日発表した。

 イラクとシリアでの米軍主導の有志連合によるIS掃討作戦「不動の決意作戦(Operation Inherent Resolve)」の民間人犠牲者は今年4月30日発表の報告より132人増えた。

 増えた132人の中には今年3月17日にイラク北部モスル(Mosul)でISの狙撃手を狙った米軍の空爆で死亡した105人も含まれる。この空爆により保管されていた大量の爆発物が爆発し、市民が避難していたシェルターの上の建物が崩壊して大勢の犠牲者が出た。

 米軍は、不動の決意作戦の開始以降、民間人犠牲者の「信頼できる」報告があるのは2万1035回実施した攻撃のうち0.27%にすぎないと強調した。

 しかし2日発表された民間人犠牲者数は非政府組織の推定よりはるかに少ない。英ロンドン(London)を拠点に公開情報に基づいて犠牲者数を算出しているジャーナリスト組織「エアウォーズ(Airwars)」は、2014年8月の不動の決意作戦開始以降に犠牲になった非戦闘員は3800人以上と推定している。
【翻訳編集】AFPBB News