2日、韓国メディアによると、韓国の朴槿恵前大統領の親友で国政介入事件の中心人物、崔順実被告の娘であるチョン・ユラ氏の取り調べでの言動が注目を集めている。写真はソウルで行われた朴前大統領を糾弾するデモ。

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2017年6月2日、韓国日報によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の親友で国政介入事件の中心人物、崔順実(チェ・スンシル)被告の娘であるチョン・ユラ氏(20)の取り調べでの言動が注目を集めている。

先月31日にデンマークから強制送還され逮捕されたチョン氏は、2日連続で取り調べを受けた。チョン氏は韓国の名門大学への不正入学やサムスングループから不正に支援を受けた疑いが持たれている。検察関係者によると、取り調べでチョン氏は「全て母にさせられていた。私は年が若いので何も知らない」という趣旨の発言を繰り返したという。チョン氏は自身が「ユヨン」から「ユラ」に改名したことについても「母が決めたこと」と主張した。チョン氏は「私は母にしろと言われたら何でもしていた。いつ改名されたのかも知らず、後になって名前がユラになったことを知った」と説明した。また、ドイツからデンマークに逃避した経緯についても「逃げたのではなく母が行けと言うので行っただけ」と述べたという。

検察関係者は「世間知らずの20代を演じようとしたようだが、全く自然でなく、予行練習をしてきた感があった」と明らかにした。チョン氏の供述態度について、ソウルのある裁判所裁判官は「母親に責任を押し付けようというよりは業務妨害など自身の容疑について『共犯とされるほど加担していない』との趣旨を伝えようとしているようだ。法廷での闘いを見据えた高度な戦略とみることもできる」と指摘した。

チョン氏は取り調べを終え、朝方に崔氏が収監されているソウル南部拘置所に入った時にも“変わった行動”で周囲を驚かせたという。矯正当局の関係者は「チョン氏は周りをキョロキョロと見回し、笑みを浮かべてすれ違う人々にあいさつをしていた。精神力の強さを感じた」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「潔く罪を認め、すっきりと終わらせてくれ。国民はもううんざり」「子どもを持つ一人前の大人がまだ母親を言い訳に使う気?それで許されると思っているの?」「演技するのは大変だろう。人は本性を隠し切れない」「それを練習するために半年も逃げ回っていたの?」「母親の図太さをしっかり受け継いでいるね」などチョン氏に対する厳しいコメントが寄せられている。

一方で「母親に知らないふりを貫き通すよう言われているのだろう。子供が親を信じて行動するのは当然のこと」「裕福な家に生まれた箱入り娘の多くは母親の指示どおりに行動する。チョン・ユラがうそをついているとは思えない」「20歳の子どもを持つ親なら理解できる。検察は国民感情に流されず、冷静に状況判断をしてほしい」などチョン氏を擁護する意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)