就活スタイル編集部

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百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどの小売業界を志望する就活生のみなさんも多いと思います。小売業界は、主に取り扱う商品や強みで複数のグループに分けられます。志望動機を書く際は、自分が志望するグループの特徴を踏まえて作成することが大切です。今回は小売業界を志望する場合の、志望動機の書き方を例文つきで解説します。

1,小売業とは

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小売業は、必要とするものを購入できる便利な場を消費者に提供しています。そのため、品揃えや販売方法、店舗の場所の選定や店舗内のレイアウトなどに日々工夫を凝らしているのです。また、プライベート商品を開発するなど、販売価格を抑えることを通して消費者に貢献しようと努力しています。つまり、「販売」だけでなく「企画」の側面も強い事業と言えるでしょう。

2.小売業の中に含まれるグループ

小売業には、特定の商品に絞って小売する「専門量販店(家電、医薬・化粧品、DIY用品など)」、幅広く商品を品揃えした大型店で小売する「百貨店・スーパー」、小型店のチェーン展開で利便性を追求した「コンビニエンスストア」、インターネット上の仮想店舗で販売する「ネットショップ」の4つのグループがあります。

3.志望するグループを絞り込むことが必要

まず、「専門量販店、百貨店・スーパー、コンビニエンスストア、ネットショップ」のいずれへの就職を目指すかを選びましょう。

実際には、第一志望は百貨店、第二志望はコンビニエンスストアというように、またがる場合もありますが、志望動機の作成においては、百貨店向けの志望動機、コンビニエンスストア向けの志望動機というように、提出先企業の特徴を意識して作成しましょう。

4.小売業界の志望動機例

小売業界(百貨店)の志望動機例を以下に紹介します。

「百貨店全体の売上は前年比較で横ばいと、コンビエンスストアやネットショップに比較して、決していい状況にはありません。それでも私が百貨店を志望する理由は、高品質なものを販売していると、お客様から信用されている点に魅力を感じるからです。(※1)
この信用を基盤にして、私はお客様に「幸せな1日」を提供したいと考えています。(※2)
例えば、百貨店の武器の一つである立地のよさと魅力的な空間を活かして集客に繋がるイベント、日本人に対しては、「最新の美容と健康アドバイス」「世界の名産品との出会い」を、外国からの旅行者に対しては、「お茶や生け花などの日本の文化体験」を、一流の講師を招聘して開催したいと考えています。(※3)
貴社を訪れれば、幸せな1日を過ごせる、幸せな1日が増える。「見る・買うだけの場所」ではなく、「幸せな1日が得られる場所」とすることに、力を尽くしたいと考えています。(※4)

志望動機例は、以下の4つの要素で構成されています。

※1:志望グループ(この例の場合は百貨店)をとりまく状況に触れ、業界研究を深めていることをアピール。加えて、志望する理由を、他のグループと比較して説明。
※2:入社後の、仕事を通して実現したいビジョンをキャッチフレーズ化して提示(この事例の場合は、「幸せな1日」)。
※3:※2で示したビジョンにそって自分がイメージしていることを、「例えば……」に続けて説明。
※4:「※2と※3」で紹介したビジョンを実現する意欲を示して、締めくくる。

■小売業界の志望動機の書き方まとめ

小売業は、企画力も求められる仕事ですので、仕事を通じて実現したいビジョンやオリジナリティあるアプローチ方法を志望動機でプレゼンしてみるのがいいでしょう。小売業界を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

文・岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」( http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。