世界選手権でも注目が集まる平野美宇【写真:Getty Images】

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女子単1969年以来の快挙…五輪メダリスト撃破、「みなひま」に続く日本メダルラッシュ

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は2日、女子シングルス準々決勝でアジア女王の世界ランキング8位・平野美宇(エリートアカデミー)が同4位・フォン・ティエンウェイ(シンガポール)に4-0でストレート勝ち。ロンドン五輪銅メダルの格上を圧倒する衝撃の戦いぶりで準決勝進出を決め、同種目では48年ぶりとなるメダルを確定させた。

 ドイツで旋風吹き荒れる日本勢に、17歳の天才少女が約半世紀ぶりの快挙をもたらした。平野が、女子シングルスでは1969年に優勝した小和田敏子以来のメダルが決定。あどけなさが残る高校生が歓喜に酔いしれた。

 攻めにせめて、格上をものともしない圧勝劇だった。第1ゲームからエンジン全開。持ち前の攻めの卓球で11-5で先取すると、第2ゲームは11-2で圧倒。第3ゲームは意地と意地がぶつかる死闘となった。10-10でデュースとなり、最後は6度目のゲームポイントを制して18-16で奪取。大きなゲームをもぎ取ると、勢いそのままに第4ゲームもものにし、圧勝した。

 平野は4月のアジア選手権で史上最年少女王に輝いた。中国の世界ランク1、2、5位を次々と撃破。「マーベラス・ミウ」と世界卓球連盟に称賛された17歳は、今大会の世界女王候補として注目を集めていた。

 自身は敗退していた女子ダブルスでこの日、伊藤美誠、早田ひなの16歳JKコンビが4強進出を決め、16年ぶりとなるメダルを確定。同世代のライバルに負けじと、雪辱を期したシングルスで大仕事をやってのけた。

 今大会は男子シングルスで16強を決めた13歳・張本智和が世界的な注目を集めるなど、日本旋風が止まらない。次なる目標は世界女王の座。平野美宇が、日本の“風”を加速させた。