会見に出席した窪田正孝

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 石田スイ氏の人気コミックを実写映画化した「東京喰種 トーキョーグール」のキックオフイベントが6月2日、東京・六本木ヒルズのYouTube Space Tokyoで行われ、主演の窪田正孝、メガホンをとった萩原健太郎監督、配給を手がける松竹の大角正常務取締役、永江智大プロデューサーが出席した。

 人を喰らう怪人「喰種(グール)」の臓器を移植され“半喰種”になってしまった大学生カネキ(窪田)が、喰種を駆逐しようとする行政機関「CCG」とのし烈な戦いに、葛藤を抱えながら身を投じる姿を描く。日本のみならず海外でも高い人気を博している作品なだけに、この日の模様はYouTubeを通じて全世界に同時中継された。

 窪田は主演オファーを受けた感想を聞かれ、「サプライズ」と満面の笑みで一言。原作の石田氏が切望したキャスティングでもあり、「生みの親である先生からオファーを直々に頂けることは、本当に光栄です。本当にビビっていて、でも先生がコメントを出してくれたことで、救われた部分がたくさんありました」と振り返り、撮影の苦労を「マスクが苦しかった」と笑っていた。

 また今作は、すでにアメリカ、カナダ、ドイツ、スペイン、イタリア、イギリス、中国、韓国など世界23カ国での配給が決定。大角常務によると「先ごろの仏カンヌ映画祭でのマーケットが終了した段階で23カ国。アニメ以外でこの規模が決まっていることはレベルが高く、非常に珍しい」といい、「本編が完成していないのにもかかわらず、なぜこのペースで決まったのか。それは海外の配給会社が、『東京喰種』ファンがたくさんいることを知っているから。自国で公開したらヒットするであろうと、手を付けてきたんです」と説明した。

 さらに7月3日(現地時間)に米ロサンゼルスでワールドプレミア、同7日に独ベルリンでヨーロッパプレミア、そして10日に東京でジャパンプレミアが行われることも明らかに。窪田は「日本文化としてのアニメが、すごく愛されていることが改めてわかりました」と感激の様子で、「より気を引き締めて、皆で力をあわせて、世界に伝えていけたらと思っています」と噛みしめるように話していた。

 この日はほかに、「RADWIMPS」野田洋次郎によるソロプロジェクト「illion」が主題歌「BANKA」を手がけ、「マトリックス」シリーズのドン・デイビスが劇中音楽、「ゼロ・グラビティ」「メッセージ」のニコラス・ベッカーが効果音を担当していることが発表された。窪田は「野田さんが『東京喰種』の世界観を、すごく表現してくれると思う。今からものすごく楽しみです」と期待を込めた。「東京喰種 トーキョーグール」は、7月29日から全国で公開。